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カヤック、個人が無料で電子出版できるサービスをリリース

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カヤックは、個人が無料で電子出版できるサービス「Paberish」(ペイバリッシュ)を発表した。

個人がブログなどで書きためたコンテンツを、専用のエディタにまとめ、出版社を通すことなく85円から販売できる。制作された電子書籍はApp Storeのストアアプリ「Paberish」で「スクロールブック」として販売され、購入者は同アプリ上にて購読する。

販売価格は著者が設定し、好きな時に出版することができる。販売価格の40%が著者の報酬。販売したスクロールブックをアップデートで進化させたり、一度販売を停止してアップデート後に再度販売することも可能。

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専門的な分野の技術や知識を、ブログ上などで発表してきた個人の利用などを見込んでいる。現在、2012年イグノーベル賞(ユーモアあふれる科学研究などに贈られる賞)受賞の栗原一貴氏、「印刷の余白Lab.」の野口尚子氏、「境目研究家」の安田佳生氏、AR3兄弟の川田十夢氏のスクロールブックが販売されている。

今後はさらに商品の拡張・協業を本格化させていく。各種教育機関、専門機関、専門媒体との提携や、html形式、markdown形式、EPUB形式のインポート・エクスポート機能の実装、Amazon Kindleダイレクトパブリッシング、Kobo Writing Lifeなど他の電子書籍出版サービスなどとも同時出版も可能にするとしている。