ブラジル初の全国規模の農業女性会議が、2月18日から21日までの4日間に渡ってブラジリアで開催されている。「私たちが望む社会を。女性への暴力はもうたくさん」というテーマを掲げ、ブラジル国内22州から3000人近くが参加するほか、モザンビークの農民連合(UNAC)など、海外から参加する人も。18日14:00のオープニングから農産物Agricultura Camponesaの展示などの催しが始まっている。
女性農民会議のノエリ・タボルダさんによると、この会合で多くの女性が出会うことで、草の根の活動を強めるとともに、全国レベルに広げることができるという。女性農民会議のミッションは女性の重労働と差別からの解放を提案している。と同時に、活動はブラジルの全人口に、多様で健康によい農産物を届けることにも関心を寄せている。4日間の活動を通じて、女性たちは健康的な食物の生産とともに、女性に対する暴力といかにして戦うかについて話し合う。こうした勉強会やディスカッションに加えて文化的な活動も行われる。
ブラジルのほかに、キューバ、ホンジュラス、コロンビア、ベネズエラ、チリ、パラグアイ、ドミニカ共和国、イタリア、およびアフリカ各地で、農業女性の組織が設立されている。
昨年はマダガスカルで、韓国大宇グループと農地開発の契約を交わした大統領がクーデターで失脚、一方、パラグアイでは、貧農の立場に立つルゴ大統領がクーデターで失脚させられた。アジアやアフリカ、南米では大資本によるランドグラビング(農地収奪)が問題になっている。そんななか、自分たちの尊厳を守り、安心できる農産物を消費者届けていこうとする農業女性たちの活動はどこまで広がりを見せるのか、今後の動きに期待が寄せられる。
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