「広告界の未来を構想する」をテーマにしたイベント「AdverTimes DAYS(アドタイ・デイズ)2013」(主催・宣伝会議)が3月13日と14日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開かれ、2日間で9725人の方に来場いただきました。雑誌「宣伝会議」の創刊60周年(2014年4月)を控えた「宣伝会議60周年イヤー」の皮切りであり、本サイト発の初めてのイベントでもあります。2日間のセミナーの一部を本欄で紹介します。
【この記事のコンテンツ】
- 「プロモーションメディアとしての展示会の活用方法~ファブリック活用からインドを中心としたアジア事情まで~」
株式会社昭栄美術 取締役 事業推進部 部長 植木 雅史 氏 - 「メディアプランニングに活用できる広告効果の可視化モデルとは?」
株式会社ビデオリサーチ 第四営業部 部付部長 青山 浩之 氏 - 「インバウンド・マーケティング セミナー」~戦略PR・CRMを活用した日本版インバウンド・マーケティングとは~」
株式会社ベクトル 代表取締役・CEO 西江肇司 氏
シナジーマーケティング株式会社 代表取締役 兼 CEO 谷井 等 氏
プロモーションメディアとしての展示会の活用方法~ファブリック活用からインドを中心としたアジア事情まで~
株式会社昭栄美術 取締役 事業推進部 部長 植木 雅史 氏

株式会社昭栄美術 取締役 事業推進部 部長 植木 雅史 氏
プロモーションメディアとしての展示会の企画・製作を手掛ける昭栄美術では、アジア地区を中心とした海外での展示会出展やイベント展開をトータルでサポートしている。
アジアは現在、新しいメガコンペティションの核として、低迷する欧州や業績回復を目指して国際化への取り組みを意識し始めた北米の展示会産業を引き付けている。同社 取締役 事業推進部長の植木雅史氏はアジアの展示会事情について、「現在、アジアでは盛んに展示会が行われ、国策によって設立された展示会場も増えてきています。一方、アジアマーケットにおける各国の装飾費を比較すると日本は格段に高く、海外の出展者からすると、すでに市場が成熟して将来的な発展性も低い日本の展示会に出ることに対し、消極的な声も多い」と語った。
同氏はまた、同社のパートナー企業などを含むアジア各地の施工会社を紹介。コストのみならず、クオリティを維持していくためのポイントを語り、アジアにおける展示会マーケットを成功させるポイントについて解説した。
次に、NPO法人日印国際産業振興協会の安井重麿氏が登壇。インドにおける同協会の活動の紹介を通して、インドのプロモーション事情について語った。