すべてのクリエイティブは、二人組から。
仕事をする最少単位は何人ですか?と聞かれたら、たいていの人は一人、と答えるだろう。でもCHIATは、二人と答えるはず。二人とは、言葉のプロのコピーライターと、ビジュアルのプロのアートディレクターの二人組。世界の多くの広告会社のクリエイティブと同じだが、ここではあらゆる案件、グラフィックはもちろん、TVCM、インタラクティブ、インテグレートキャンペーンにいたるまでが、コピーライターとアートディレクターの二人組で生みだされる。だいたい、オフィスの部屋だって席だって、二人組単位で与えられているのだ。世界中から集まった、およそ40組の二人組が、チャンスをものにして、でっかいアイデアを形にしてやろう、と息巻き、日夜競い合っているというわけだ。
日本の広告会社のクリエイティブには、コピーライターとアートディレクターに加えて、CMプラナーという職種が独立してあるので(CMプラナーという職種は日本独自のものであることを皆さんはご存知でしたか?)、二人でTVCMを手がけるということは少ないかもしれない。またインタラクティブを得意とするクリエイターも独立した存在だから、二人でデジタルを手がけることも少ないかも。僕はコピーライター出身なので、コピーライターについて言えば、日本のコピーライター文化は、どんな「一行」のキャッチコピーを書くかを中心に発展してきたと思うし、ひと言で決める人、という感じ。ここにコピーをお願いします、と場所をあけて待たれていたりするし。
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原田 朋(TBWA\HAKUHODO クリエイティブディレクター)
原田 朋(TBWA\HAKUHODO クリエイティブディレクター)
1972年生まれ。博報堂入社後コピーライターとして配属され、2010年からTBWA\HAKUHODOクリエイティブディレクター。主な仕事に、講談社スティーブ・ジョブズ自伝「みんなのしおり.jp」、日産自動車ジューク「世界一退屈なバナー広告」、日産自動車ノート「海上発表会」、キリンビバレッジ「出た!生茶パンダ先生」など。カンヌサイバー部門ブロンズ、TIAAシルバーなど受賞多数。2012年クリエイター・オブ・ザ・イヤー メダリスト。
http://www.dislab.jp/#/dna/tomoki.harada
原田 朋(TBWA\HAKUHODO クリエイティブディレクター)
1972年生まれ。博報堂入社後コピーライターとして配属され、2010年からTBWA\HAKUHODOクリエイティブディレクター。主な仕事に、講談社スティーブ・ジョブズ自伝「みんなのしおり.jp」、日産自動車ジューク「世界一退屈なバナー広告」、日産自動車ノート「海上発表会」、キリンビバレッジ「出た!生茶パンダ先生」など。カンヌサイバー部門ブロンズ、TIAAシルバーなど受賞多数。2012年クリエイター・オブ・ザ・イヤー メダリスト。
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