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オカムラグループ、「地域材利用」「エコストア」「文化財保護」をテーマに ISO26000取り入れた「CSR Report 2013」を発行

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オフィス家具大手の岡村製作所が、同社と主要関係会社18社を含むオカムラグループのCSRレポートを発表した。

その主な内容は、特集1:地域材の利用を広げる、特集2:「エコストア」の省エネルギーを支える、特集3:貴重な文化財を守る、の3大コンテンツからなる。

特集1:地域材の利用では、国内外の森林問題の改善に寄与する、国産材・地域材利用に関してオカムラグループの考え方と取り組みを紹介。

特集2:「エコストア」の省エネルギーでは、省エネに寄与する冷凍冷蔵ショーケースや陳列什器の製造・販売を通じ、暮らしを支える重要な役割を担うスーパーマーケットやコンビニエンスストアの地球環境への取り組みをサポートしていることを紹介。

特集3:文化財保護では、美術館や博物館における収蔵品の劣化を防ぎ良好な状態で保存、展示するための製品の開発を紹介している。

オカムラグループでは、CSRレポート全体を、「CSR経営」「クオリティの追求」「地球環境への取り組み」「よりよい職場づくり」「社会との調和」の5つの章で構成し、方針に基づくCSR活動状況を報告している。

駿河台大学教授の水尾順一氏や東京大学大学院教授の平尾雅彦氏からの第三者意見第三者意見・審査、ビューローベリタスジャパン株式会社による第三者審査をはじめ、関連企業や従業員、第三者レビュー等、さまざまなステークホルダーからの意見を取り入れるとともに、UNEP(国連環境計画)の公認団体によるGRIのガイドライン項目やISO26000の7つの中核課題にも対応している。

CSRレポートを通じて事業活動をわかりやすくステークホルダーに開示していくことは、企業活動全体を見直すきっかけとなる。一方で、多岐にわたるCSR活動をまんべんなく紹介するだけでは、読んでも内容が印象に残らない内容になってしまうことも。

そのため、近年は、特集を組んでフォーカス・ポイントを絞り、強弱をつけるなど独自の工夫を施すCSRレポートも増えている。その企業ならではの個性をどう表現し、ステークホルダーの共感を得るか、CSRにも広告コミュニケーションに劣らぬ表現力が問われているといそうだ。

written by kouhoukaigi