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コラム

宣伝会議 インターネットフォーラム 2013

構想1カ月、鳴らしたくなる“除夜の鐘”――パナソニック エコソリューションズ社

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「やってみたい」に訴える話題作りを

kiyomizu

2012年末の清水寺ライトアップの新聞広告に合わせて開設したWebサイト

具体的なコンテンツは、まず画面上で清水寺にLEDを点灯させ、次にスマホを振ると鐘が鳴るという仕組みです。拡散の仕掛けとして年末のグリーティングメールの機能を持たせました。それをツイートやリツイート、フェイスブックでシェアしてもらうわけです。Webでの情報発信は12月26日のプレスリリース、ツイッター、フェイスブックの3本立て、新聞広告は12月31日。Tweepie(ツイーピー)というツイートでポイントがたまるサービスやフェイスブックのスポンサー広告も活用し、新聞広告には特設サイトへ誘導するQRコードを入れました。やはり盛り上がったのは年末の30、31日、年明けまで合計8万3000人強のユニークユーザーが25万回の鐘を鳴らしました。

媒体別のアクセス数は、ツイッターが71%、次にフェイスブック18%。友達間のコミュニティであるフェイスブックに対し、ツイッターでは圧倒的なフォロワー数を誇る人もいて、その拡散力や効果のほどがわかりました。新聞からのアクセスは2%弱、単にQRコードを記載しただけではサイト誘引は難しいということです。自社メディアからのアクセスは合計で9%程度にとどまりました。

SNSで話題を拡散させるためには、ターゲットが共通して認識しているイベントや催事に焦点をあて、シンプルで拡散しやすい仕掛けにすることが重要です。そして何より、人間の「やってみたい」衝動、体験してみないとわからない面白さが、話題作りには欠かせないのではないかと思っています。