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電通、先端テクノロジー生かす新会社設立

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電通は8月1日、ベンチャー投資や広告、決済事業を展開するデジタルガレージ(DG)と共同で、最先端科学の研究成果をビジネスに結びつける新会社「電通サイエンスジャム」を設立した。2014年度に1億円の売上高を目指し、脳科学などの研究機関や国内外のスタートアップ(新興企業)と連携して、製品・サービス開発を行う。

新会社の代表取締役社長は、電通のコミュニケーション・デザイン・センター(CDC)専任局長の細金正隆氏が兼任。またCDC事業開発ディレクターの神谷俊隆氏が代表取締役として出向する。資本金は1億8000万円で、出資比率は電通66.7%、DG33.3%。東京都港区赤坂に拠点を構える。営業は7日から開始。

研究者との連携第一弾として、満倉靖恵准教授(慶應・理工)との事業開発が決定している。10月をめどに、脳波計測を応用した消費者分析サービスを開始する予定。満倉准教授は、細金専任局長が部長を兼ねる電通CDC次世代コミュニケーション開発部と、脳波の状況で推奨される音楽が変わるレコメンデーションエンジン「mico(ミコ)」を共同開発した経緯がある。

電通サイエンスジャムは、電通CDC次世代コミュニケーション開発部やDGをつなぐハブとしての位置づけ。DGのネットワークを生かして会社で開発した製品やサービスを、海外向けに紹介していく目論見もある。

【修正履歴】
2013/08/02 本文中に一部誤植があったため、修正致しました。

written by brain