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コラム

"感動課"の不思議な毎日

「感動課、山に登る」

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「職場で頑張ったら感動しよう」を後押しする

「Kando5」に+1としてあげているのが「for you」。その努力が自分のためではなく誰かのためだった場合、感動は最大化するのだと思います。富士登山は自分のためだったので感動が薄かったのかなと思っています。その点、会社で行う努力の大半は誰かのために頑張る努力です。お客様のため、次の工程の人のため、誰かのために頑張る素敵な努力です。

こんな感じで感動課は、社内の感動を探し、その華を咲かせるべく頑張っています。楽天のマー君ではないので、まだまだ負ける事の方が多いです。でも、手を抜いての失敗だけはやらないように心掛けています。そんな感動課ですが、三年続けてみて、どうしても越えられない壁があります。

それは感動課自体が表している最大のメッセージでもあるのですが、感動課という存在自体が「職場で頑張ったら感動しましょう」というメッセージになっていて、これを超える事が難しいのです。あるだけでもう半分目標を達成しているようなものなんですから。

そういう意味で、感動課のミッションは「職場に感動を!」ですが、自分自身に課せられたミッションは感動課を潰す事なく続けていく事なのかなと思っています。感動課は一年更新で続けるかどうかを検討すると社長に言われています。副社長も始めるときに「やってダメだったら一緒に前の部署の上司に頭下げるから戻ろう」と言ってくれました。今のところは順調に3年間やって来れましたし、まだまだ続けていこうと思っています。

誰かにプレゼントを贈るとき、その人の事を考え、色々悩むと思います。サイボウズには400人以上の方が働いています。元々変わった事をやるのが好きな会社ですので、一人くらい一人ひとりを驚かせることだけを考えている社員がいてもいいのかなと思います。料理人が美味しい料理を作ることに集中するように 自分は社内を感動させる事だけに集中したいと思っています。

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