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Facebook Studio Awards 2014開催記念 福田敏也×川村真司特別対談

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“キャラ”に合った振る舞い方

川村真司氏(PARTY)

――Facebookを企業コミュニケーションのどの部分に位置付けるかで悩んでいる企業も多いと思います。

福田:企業はソーシャルメディアが登場する前から当然、常に活動してきました。例えば、それぞれの事業内容に合った社会貢献活動など、ブランドとしてやっている活動があるはず。Facebookで何をやろうかと考える前に、今すでに自分たちがやっている活動を見直し、それをFacebook上でやってみたらどうだろう?と考えたほうが、自然なのではないかと思います。今、やっている活動の中にFacebookという場に適した活動もあるのではないでしょうか。

川村:福田さんのおっしゃるように、僕もメディア主導で考えないほうがいいと思います。ブランドと消費者をつなぐチャネルはたくさんある。僕たちも、どのチャネルでどんなふうにブランドと消費者をつなげばよいかを考えていますし、メディアとクリエイティブを分けて考えるべきではないと思いますね。

――企業やブランドの活動や人格の原点に立ち返り、ではFacebookというプラットフォームでそのブランドがどう振る舞うべきかを考えていくということでしょうか。

川村:Facebookページのファン数をむやみに増やすだけでは、あまり意味がないですよね。それって、飲み会に参加しているのに、居眠りして会話に参加していない人、みたいな感じです。

福田:そのたとえ話、面白い(笑)。

川村:飲み会には、たまにしか来ないけれど、来たらしゃべり倒して、場を沸かせて帰っていく。そういう人の方が合コンにも、呼ばれやすかったり、みたいな(笑)。

福田:人にたとえるとわかりやすいですね。オレオのように、毎日ポストするのが正解とは限らなくて、3カ月に1回、むくっと起き上がって面白いことを言って、さっと去る・・・みたいなのもありだと思うし。どのようなキャラクターとして自分たちの企業を位置付けるか、ですよね。

未来の広告のショーケース

福田:審査に参加をしていると、不安になるんですよ。本当に世界の錚々たるメンバーなので、僕でいいのかなって。

川村:えっ!福田さん、日本代表じゃないですか(笑)。

対談はFacebook Japanのオフィスで実施。オフィスの壁には来訪者がサインをするスペースが。すでにサインでびっしりの壁。隙間を見つけ、サインをする2人。

福田:グローバルで広告の世界を動かしている人たちで、皆が正常なる広告進化を俯瞰して見ている。参加していて、とても勉強になります。なので「Facebook Studio Awards」は、単にFacebookの活用法がわかるアワードではなく、受賞作品には、これからの広告のショーケース的な意味合いもあると思います。

川村:他のアドバタイジングアワードと違って、カテゴリがないのがいいですよね。そのカテゴリに当てはまるか否か・・・という意味のない議論が不要ですから。

福田:川村さんも応募してください。

川村:はい。今年は、PARTYも応募します!

――ありがとうございました。



「Facebook Studio Awards 2014」概要
www.facebook-studio.com/awards

カテゴリ、参加料はなし。Facebookを軸に展開したキャンペーンを受け付ける。リーチの範囲、ターゲティングの精度などを踏まえつつ、ビジネス目的の達成に貢献したか否かも踏まえて審査がなされる。
 募集期間:2013年1月31日締切
 応募対象作品:2013年2月1日から2014年1月31日までに実施された企画
 発表:2014年4月