「Be a Better Guy」は、男性向けフラワーデリバリーのスタートアップ(新興企業)「The Bouq」のCM。同社のサービス「The Bouq.com」は、花にうとい男性でも花束をプレゼントしやすいよう、クイックオーダー機能や、コンシェルジュサービス、“贈り忘れ”のためのリマインド機能を備える。
CM中では、女性が帰宅後、カミナリを落としそうなシーンがいくつも出てくる。上がったままのトイレの便座も女性に気をつかっていないことの表れで、ダメ男のメタファー。
特にクイックオーダーは、「誰に」「相手の好みのスタイルは」「好きそうな花の種類は」「色は」と選んでいくだけで、2タイプの花束がリコメンドされる仕組み。花を見ながら感性で選ぶのではなく、理知的にしぼりこめる点が男性向けらしい。
CMのタイトル「Be a Better Guy(いい男になろう)」は「The Bouq」のキャッチフレーズでもある。CMでは、まさに「いい男に“ならねばならない”」シーンを描いた。
パートナーの不在中、男性が羽を延ばして家中を荒らし放題。ビール缶でつくったピラミッド、オーバーホールしたまま、ほったらかしのバイク――こんな光景を目にし、旅行帰りらしき女性が落胆するカットに続き、男性が留守番中に急いで注文した花束が映る。
「The Bouq.com」が変わっている点はもうひとつ。このスタートアップは、このCMを企画した広告会社Deutsch LAのシニアコピーライター デビッド・プラフチャン氏のサイドプロジェクトなのだ。同社では、社員の副業を奨励する「Side Project プロジェクト」を進めている。
「(副業を禁ずるより、)起業家精神を促し、彼らの情熱を称賛するほうが、社にとって良い影響をもたらすと考えています。広告にたずさわる人は、生来的にものづくりが好きですし、そもそも、常に複数のプロジェクトを抱えているわけですから、(本業への)問題もないでしょう」(広報担当副社長のジェフ・スウィート氏)。
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