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いま求められる人材は、ワクワクする「未来図」が描ける人

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どこに向かうべきか、そのものを問われる仕事。そこに求められる資質とは。

木村:これからは産業の変化のスピードは今までよりさらに早くなると思います。ということは、発揮する新しいスキルももっとスピード早くアップデートしていかなければいけない。だからこれを楽しめることが大事なんだけど、そうは言っても次々に生まれる最新のコミュニケーションテクノロジーに精通し続けるのって結構大変だよね。

そんな変化の速い時代に必要なスキルってなんだろう。

磯部:僕らが書いた「ブレイクスルー」の中では、人が課題解決のブレイクスルーを思いつくまでの3つの思考プロセスとして「未来図」「突破口」「具体案」を挙げていますが、これからの変化の激しい時代に大切な資質は実は「未来図」を描けることだと思うんです。これが3つ目の求める資質じゃないでしょうか。

木村:確かに、今の時代クライアントが一番求めていることは、「未来にどうなっていたら我々はもっとよくなっているか」というブランドや企業の目標イメージを描いて提示できるスキルですね。事実ここが一番もうかる。

どんな業界も10年後に安泰とは言えない時代。実現するための手段が多様化してきたからこそ、ワクワクする「未来図」を描ける人が求められてきているのを感じます。

磯部:いまみんな何に確信が持ててないかと言うと、「どこに向かうべきか」という方向感なんだと思うんです。

「そのブランドが次にどこに向かえば、もっとお客さんに愛されるのか」「どんなコミュニケーションを選択すれば、もっとお客さんの近くにいけるのか」をクリアにイメージしてリードしていくことがすごく大事だなと思うんです。すごく難しいのだけど。

木村:そうだよね、一緒に仕事をしていても、いつもそこがいちばん悩むし、深く議論するところだよね。確かに難しい。広告会社に限らず。

磯部:最近思うのは、未来図を描ける人は、コミュニケーションの技術もさることながら、結局、自分の価値軸をしっかり持っている人なのかもしれないなってことです。

その人のこれまでの経験を通して得た感情の記憶や哲学、フィロソフィー、美意識、そして未来観、世界観みたいなものがあってはじめてイメージできるし決断できる。若い人にそこまで求めるのは難しいかもしれないけど、そういう軸をもっている後輩って、すごく伸びたなって実感もあるので。

木村:まとめます。①「フレームに頼らずクリエイティブな課題解決を志向できる人」②「複数のスキルをマージしていける人」③「未来図を描けるフィロソフィーを持った人」。の3つかな。共通するのは「時代をポジティブにとらえて楽観的に動ける力」かな?なかなか大変かも(笑)。

ただそれだけ、チャンスが広がっている時代だと思うし、そんな時代に広告会社で働くということはやりがいのあるチャレンジだと思います。

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