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コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

公私混同計画。

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やりたいことは、コピーライターだ。

知識ゼロからスタートしたコピーライター養成講座。
広告を意識して見たこともありません。
講師の方たちの顔も名前も仕事も知りません。
課題のコピーも思いつきで出していたレベルでした。

しかし回を重ねるにつれ、僕はコピーに夢中になっていきました。

たった一行で人を動かす言葉の働き。その背景にある論理的な思考の組み立て。こんなに面白い世界があったのか、と気づいた遅さを後悔さえしました。広告やコピーが好きで通っている他の受講生たちとの交流も含めて、いつしか週末の講座が、いままでにない楽しみになっていました。

コピーと向き合うきっかけになった『農林水産広告賞』。賞をくれたのは、このトロフィーのデザインも手がけられた菊地敦己さんでした。

受講中には広告賞の案内が配られたことがあり、なんとなく僕も応募。講座の全日程が修了したあと、その件で電話がかかってきました。なぜか賞をもらってしまったのです。

いわゆるビギナーズラック。けれど背中を押された気がしました。その出来事をきっかけに、自分なりにコピーの勉強をはじめてみることに。

コピー年鑑を見たり、公募の賞に取り組んだり、勝手にテーマを決めて書けるだけ書いたり。どんどんコピーを書くことが楽しくなっていきました。そして、コピーライターになりたい、と思うようになっていました。人生で初めて、やりたいことが見つかったのです。

しかし、未経験が中途でコピーライターになるのは大変なこと。求人も滅多にありませんし、もちろんコネなんてありません。とにかく見つけた求人には片っ端から応募しました。仕事を続けながらコピーを書き、転職活動をする日々が半年ほど続いたある日。なんと、名古屋のプロダクションから採用の通知をいただくことができたのです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
来週は、転職してからの名古屋時代の話です。

古橋 亮羽(フルハシ リョウ)
東京アドデザイナース コピーライター。1985年生まれ。愛知県安城市出身。愛知大学経済学部経済学科卒業。FCC新人賞、第6回SBSラジオCMコンテスト 優秀賞、農林水産広告賞 審査員特別賞など受賞。2009年 宣伝会議コピーライター養成講座基礎コース名古屋教室、2011年 専門コース中村禎クラス修了。三度の飯にカレーをかけるのが好き。

『コピーライター養成講座』2014年4月開講
一流を育てる実践型カリキュラム
多彩な修了生を輩出している本講座。広告クリエイティブだけでなく、インタラクティブ領域のコミュニケーション、マーケティングやメディアクリエイティブなど、さまざまな視点からコミュニケーションを構築する能力を養い、次世代のクリエイターを育てます。