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コラム

ニューヨーク突撃記 PARTY NYCの挑戦

13時間の時差。ゆえにPARTYは24時間営業中

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地球の反対側から互いに刺激を与え合う

夜の仕事風景。自宅には机らしい机がありません。清水嫁によると、なぜかこの姿勢で夜中じゅう仕事をしていることが多いとのこと。

ニューヨークの人々は、大体このくらいの時間には仕事を切り上げて帰宅するものですが、私たちにとってはそこからが本番です。

なぜかというと、このくらいの時間から、東京の人々が起きてしまうのです。容赦なく、こちらにやって欲しいことをお願いし始めてしまうのです。

そして当然ながら、Hangoutミーティングが始まります。それが大概夜の0時(東京の午後1時)くらいまでは続き、もっと遅くなることもあり、いろいろやっているうちに午前3時くらいには平気でなってしまいます。

少し家のソファで寝落ちしたと思ったら数時間も経たずに、またしても早朝のミーティングが始まるわけです。地球の丸さを呪う時間がやってくるのです。

ずっと前から、外国の会社では早く帰って自分や家族との時間を大切にするものだと思っていましたが、そんな幻想はすぐに打ち破られました。「そうか。PARTYは日系企業だから、そういうの無理なんだ」と間もなく悟りました。

そして注意しなければならないのは、私たちがニューヨークに移ったおかげで、東京のみんなも同じように24時間営業になってしまいつつあるということです。

とはいえ、私は忙しいアピールをしたいわけではありません。この状態は全く肯定してはいけません。こんなことを続けていては、みんな疲弊しますし、「あー。そろそろ転職しよっかなー」などと思い始めてしまいます。

だから、ニューヨークで言うとトムは日本語で行われる夜中のミーティングにはあまり参加しませんし、東京チームも、NY案件に関わる人は時期に応じてしぼっていく、という形で努力をしています。

しかし、それでもPARTY NYCがあることで、私たちは東京チームがつくったものを世界に送り出すことができます。私たちがニューヨークで得ているものを東京チームにインプットすることができます。だから辛くても、1つのチームとしてやっていくことが血流を生み、お互いを向上させることにつながると思っています。

PARTYという、鳴り物入りで始まったキラキラした会社でも、変化と刺激が無ければ腐っていきます。上っ面がキラキラしているだけではない、もっと本質的にかっこいい、世界中から頼りにされるプロ集団をつくる。そのために私は地球の反対側で切り込み隊長をやっています。

そしてそれができたときには、フォロワー数も数万を超え、日本だけではなく海外のWikipediaに私の記事ができているに違いありません。「情熱大陸」のプロデューサーからも連絡があるはずです。などと、結局余計なことも考えているので、まだまだ必死さが足りないのかもしれません。