米イーマーケターは30日、アジア太平洋(APAC)エリアにおけるECサイト購入者数の割合で、2014年は中国が60.1%を占めるとの予測を発表した。人数に換算すると約3億1990万人で、香港は除いている。日本は13.2%となる見通し。
2013年のAPACエリアにおけるオンライン購入の普及率は日本がトップで78.3%。次いでオーストラリアが77.2%、韓国が71.1%だった。中国は4番手で49.3%だが、人口の多さから、購入者数で高い割合となっている。イーマーケターは、中国は2017年までに普及率でも7割に到達すると見ている。インドやインドネシアも同様に人口が多く、潜在的なECユーザーはいるものの、彼らはより安い商品を求めて実店舗を訪れる傾向にあるという。
世界の消費者向けEC市場における、2013年の地域別売上高シェアは、北米エリアが34.9%、APACエリアが28.3%、西欧エリアが26.4%となった。売上高全体は約1.233兆ドル。イーマーケターは2015年にはAPACが北米を抜き、APACエリアが33.4%、北米エリアが31.7%、西欧エリアが24.6%となり、売上高は約1.7兆ドルに上ると予測している。
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