コピーを考えるときのコツや考え方は?
磯島さん:広告のターゲット(消費者)は広告に対して、あとから振り返って「あのコピーは良かったね」という見方はほとんどしません。ですから、商品と世の中の機運や変化を、その瞬間その瞬間、色濃く反映させたコピーを書くことですね。
横澤さん:自分の中で(コピーの)100本ノックをしたらいいと思います。その商品と関係している自分だったり、日本だったり、世界だったりと、商品を取り巻く360度を意識して書くことが大切だと思います。
大学生のうちに見ておいたほうがいいもの、やっておいた方がよいことは?
磯島さん:卒業論文を真剣に取り組むのをオススメします。自分で調べて、他人に伝わるように書かなければならないというシチュエーションは、めったにないので。
横澤さん:社会人になると時間がないです。海外旅行もそうですが、いろんな業種を知るという意味で、いろいろなアルバイトを経験して視野を広げるのもいいと思います。
宣伝会議賞で見たいのは、どんなコピー?
磯島さん:商品ブランドだけでなく、その業界やジャンルが元気になるコピーが見てみたいです。
横澤さん:差別化より、本質化したコピーを見たいです。あと、何千人の応募者の中で、君しかこの切り口で書いてないよ、というコピーは(選考に)残したいですね。
そのほか、「今後のキャリアプランは?」「忙しくない時はあるのか」「クリエイティブ職にはどこから仕事が入ってくるのか」といった様々な質問が投げかけられた。そして、「自分(のコピー)を晒すということになりますが、人に認められる受賞は、すごくうれしいものですよ」(磯島さん)、「たくさん書くこと。恥ずかしいですが、友だちや身内に見てもらって意見をもらうことも大事です」(横澤さん)という宣伝会議賞応募にあたってのアドバイスで、男子会は締めくくられた。
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