Webベースのデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)を提供するKrux Digitalが11日、東京オフィスを開設した。同オフィス代表(ジャパン・カントリーマネージャー)には、動画広告プラットフォームのTubeMogul Japan元代表取締役兼CEOの狩野昌央氏が就任した。
シンガポール、シドニーに続く世界7拠点目となるが、日本では2013年10月からサイバー・コミュニケーションズ(cci)と協業関係を続けていた。今回のオフィス開設でcciとのパートナーシップに変更はないという。
Krux Digitalは、NBCユニバーサルのほかニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルなどにDMPを提供し、世界で月間ユニークユーザー16億人のデータを管理している。PCやスマートフォン、タブレット端末、インターネット接続のテレビなど、デバイスを横断してオーディエンスデータを扱えるのが特徴。
東京オフィス開設に伴い、日本の広告主企業へのDMP提供を加速させる。広告主の持つ消費者データや購買データと、Kruxを導入するメディアのオーディエンスデータをマッチングさせることで、効率的な広告配信の支援を行う。世界の各オフィス合計で、100社以上の取引があるという。
Krux Digitalは6月、2回目の第三者割当増資を行っており、3600万ドル(約41億7500万円)を調達。グローバルでのセールス拡大を発表していた。
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