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Airbnbが雑誌を創刊 各国のローカル文化を紹介

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旅行者向け貸室仲介サービス「Airbnb(エアビーアンドビー)」が雑誌を創刊する。誌名は『Pineapple(パイナップル)』で、創刊号は21日~23日にサンフランシスコで開催するイベントで披露される。これを皮切りに、旅行者が泊まる部屋を提供する世界中の「Airbnbホスト」に対し、1万8000部を無料で配る予定。

創刊号の表紙。日本での発売は未定。

一部は、北米とヨーロッパの書店やニューススタンド(街頭販売)、ブティックでも販売する。価格は12ドル(約1420円)。日本など、その他市場での発売は未定。

季刊で、毎号3つの都市を特集する。創刊号はロンドン、ソウル、サンフランシスコを紹介する。各地のAirbnbコミュニティメンバーの視点から、ローカルのグルメやファッション、アートなどの情報を掲載する。オンライン版も用意する考え。

創刊号には広告掲載はない。ただし、Airbnbのブランドクリエイティブ責任者のアンドリュー・シャピロ氏は、「(雑誌を発行する)このアイデアを広げるための手段を、いくつか検討している」という。

「Pineapple」の発行人は、クリストファー・ルーケイック氏、編集長はアレックス・ティギ=ウォーカー氏が務める。シャピロ氏は雑誌全体を統括する。

Airbnbは、旅行者の宿泊施設として、空き室の貸し借りをインターネット上で仲介するサービス。貸し手と宿泊者から手数料を受け取って運営している。割安で泊まれたり、空いた部屋を収入源にできるとしてユーザーが広がっており、2008年8月の創業から11月現在までで、利用した旅行者数は通算2000万人以上、貸し手は世界190カ国3万4000都市に拡大している。