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主役はモバイルからIoTへ、世界が注目するテクノロジーの祭典——現地からレポート「CES2015」②

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5年で全てのプロダクトをIoT化する

今年最初の基調講演はサムスンから始まりました。Samsung president and CEO BK Yoon氏は、IoTを重点キーワードとして、「IoTはすでに“ここ”に存在し、それを止めるものはほとんどない」と述べ、IoTは概念や向かっていくべき方向を示す言葉ではなく、既に始まっていることを示唆していました。また、サムスンは、今後5年間で全ての商品をIoT化すると発表しています。

Samsung president and CEO BK Yoon氏による基調講演。

オープン化によるIoTの推進

またサムスンは、基調講演の中でIoTはオープン化が重要であり、オープン化により多くプレイヤーとのコラボレーションをすることで、IoTを強力に推し進めていくことを明らかにしました。

Samsungの基調講演では、米国でConnected homeのソリューションを提供するSmartThings CEO and Founder Alex Hawkinsonが登壇。

ウェアラブル分野でのパートナーとしてJawbone CEO Hosain Rahman氏が登壇。
ウェアラブルで得られる情報から、室内環境(例えば室温など)をコントロールするなど、IoTとウェアラブルの可能性について提言。

BMWとのコラボレーションも発表。「最も進歩的なIoTデバイスは自動車である」。

この他、サムスンはこの1年間でIoTの開発者コミュニティに1億ドルを投資すると発表。米国では、IT・テクノロジー業界がIoT領域に本格的に投資を行い、IoT市場の成長とビジネスの可能性に大きな期待なされていることが伺えました。まさにIoTは、ゴールドラッシュの勢いを見せているようでした。

森 直樹(もりなおき)
電通 コミュニケーション・デザイン・センター プロデューサー

メーカー、調査会社、ネット系ベンチャーを経て2009年より現職。スマートデバイス・AR(拡張現実)、ソーシャルメディアに関する調査研究及び事業開発に従事。また、マスメディアとtwitterのタイアップ企画のプロデュースや、SNS活用コンサルティング、企業のFacebookページ立ち上げに携わる。


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