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スタートアップ祭 CES2015を行く①—IoTで人の生活はどう変わるのか?

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広告業界にとってのCES

広告の仕事にCESがどう参考になるか?
まず単純に「どのジャンル/どの企業に勢いがあるかわかる」「トレンドがわかる」といった点がありますが、生活者視点というか、「この先IOTで生活が変わると、人々の感覚がどう変わるのか?」を想像してみることもひとつポイントかなと思います。

たとえば今回僕は家を空けたので、自宅の熱帯魚が大丈夫か気になり、「dropcam」(Googleに買収されたいろいろ高性能なライブカム)を設置して海外からスマホで見守ってみました。

…海外から自宅のお魚見るの、めっちゃおもしろい!
アプリを開けば、遠い国から、いつでも自宅に帰ったような癒やしをちょっと感じられる。いま海外だけど、ちょっと自宅にいるような、境界線が薄まる。こんな感じで、「ここ」と「あそこ」の距離感が薄まったり、各種センサーで自分の生活習慣を学習した家を、自分の延長の様に感じて、「人」「データ・機械」の境界線が薄まったり。
生活が変わることで、人々の意識が変わり、プロモーションの打ち手もいろいろ変わってくるでしょう。
クライアントの商品もしくはプロモーションとして、ガジェットをリリースしたり、連動したコミュニティやイベントを育てるなんてことも、どんどん出てくるかと思います。CESにどんなガジェットが出てきて、それでどんな暮らしや感覚の変化が起きそうかを考えることが、そうした参考にもなるはずです。
明日は展示の様子をお届けしていきます。

林 智彦
nuuo 代表取締役。1980年生まれ。博報堂などを経て独立。mixi年賀状、IS Parade、TOYOTA 86ファンコミュニティ、T-connectなどを手がける。文化庁メディア芸術祭エンタテイメント部門大賞、SXSW Interactive Award Finalistなど。


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