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長寿企業の極意「周年イヤーの迎え方」〜25周年 ユナイテッドアローズ

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イベントで自社の理念を体現

対談企画に注力した記念サイト 25周年サイトは、お世話になった相手にお礼を伝えに行く対談企画「Feature」(上)に注力。重松理会長と、設立時に協力を得たワールド 畑崎廣敏社主との対談(右)は「いいね!」5000超を記録している。

対談企画に注力した記念サイト
25周年サイトは、お世話になった相手にお礼を伝えに行く対談企画「Feature」(上)に注力。重松理会長と、設立時に協力を得たワールド 畑崎廣敏社主との対談(右)は「いいね!」5000超を記録している。

取引先向けイベント「謝恩会」のコンセプトもユニークです。これも周年のテーマを「Arigato Gozaimasu」に置いたからこそのネーミングです。

多くの企業が、周年事業に対して社内の理解と協力を求めることに苦労していますが、UAの社員は非常に協力的だったとのこと。同社の組織風土もさることながら、明確なテーマを掲げ、周年サイトなどで周年への意識を共有してきたことも貢献したのでしょう。

当日は接客を生業とするUAらしい縁日を模したイベントを開催。ドレスコードは男性が創業時からのメインアイテムである紺色のブレザーなど紺色、女性は赤を取り入れたコーディネートで統一し、役員・本社・店舗スタッフ自らが「お客様に楽しんでいただく」ためのおもてなし役を担当。同社の理念を体現したUAらしいイベントです。

周年は社員を「会社ゴト」に巻き込む絶好の機会です。イベントをホテルやイベント会社に任せっぱなしにするのではなく、社員を巻き込み、自社らしさを体現する機会として活用してほしいものです。

社是の浸透を実感

UAは2年前の社長交代後の新経営体制のもと「100年以上存続し世界に通用する企業ブランドを目指す」とい
うスローガンを掲げました。それだけに25周年の節目は同社にとって大きかったことでしょう。実際、プロジェクトメンバーの方々も「これを機に、新たなスタートが切れそうです」とおっしゃっています。

そして周年事業を通じて、「自社の理念や社是がリアルに身に染みた」「お店はお客様のためにある、という社是が浸透している会社」と実感したとのこと。

この実感をプロジェクトメンバーに限らず多くの社員が感じたなら、周年事業としての意義はそこにあったといえるのではないでしょうか。

ua-5
link

ユナイテッドアローズ25周年プロジェクト
広報CSRチームをハブに各部門が参加

2011年ごろ
25周年企画を意識し始める
2012年
「社史」プロジェクト開始
2013年
25周年ロゴの制作
記念アイテムの準備を開始
2014年 1月1日
25周年サイト公開
記念アイテムを続々発表
2月
対談企画「Feature」最初の重松会長の
記事公開、以後月1本のペースでアップ
4月
国内外25ブランドのスペシャルアイテム発売
10月2日
創業25周年を迎える
10月17日
取引先向け「謝恩会」開催
11月
スペシャルムービー「ナイス UA!」公開