パンケーキより、パンケーキが好きなワタシが好き
いつからだろう。ホットケーキをパンケーキと呼ぶようになったのは。
今、若い女性たちがパンケーキと呼んで、ありがたがっている代物は、昭和の時代はホットケーキと言って、主に家庭で市販のホットケーキミックスから作られるものだった。
それが今や、“世界一の朝食”と評されるオーストラリア生まれの「ビルズ」や、“NYの朝食の女王”「サラベス」、更には“ハワイで一番おいしい朝食”と謳われる「カフェ・カイラ」などの海外有名パンケーキショップに行列を作ってまで食べる代物に——。平日でも30分以上、週末だと1時間以上並ぶのはザラである。
たかがパンケーキに、なぜそこまで情熱を傾けるのかと思うけど、それには、ちゃんと理由があるんですね。これが。
彼女たちが1時間以上も行列に並んでまでパンケーキを食べたがる理由。それは–「パンケーキが好きなワタシが好き」だから。
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【前回コラム】「彼女がそれを買う5秒前、「背伸びしたいワタシ」の“本能”が背中を押す」はこちら
ヤングカンヌと攻略本 by TBWA\HAKUHODO 梅田哲矢
ゲームには攻略法がある
オザワくん(前回記事参照)は、参考書が好きでしたが、
僕は、異常に攻略本が好きでした。
スーファミやプレステのゲームを効率よく進めるためのアレです。
本体のゲームよりも、攻略本が好きなぐらいでした。
攻略本の読み込みとゲームのやり込みを組み合わせると、尋常ではない最速クリア方法が見えてきます。いつもゲーム作者と戦っているような錯覚に陥って、悦に浸っていました。
そんな、元倒錯攻略本野郎は考えました。
ドラクエ6で、「しっぷうづき」をつかえば簡単にはぐれメタルが倒せたように、がんばれゴエモンきらきら道中で、XとYをうまいタイミングで押す事でエビス丸が輝き続けたように、ポケモンで、道具の13番目でセレクトを押しながらBを2回押して色々やるとミュウがゲットできたように、
ヤングカンヌにも攻略法があるのではないかと。
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【前回記事】「カンヌに出たいと思ったキッカケ」はこちら
父親のエゴサーチと、IoTブームの間
みなさんは、「エゴサーチ」というものをしたことがあるだろうか?
「自分の名前でググる」ということだ。
ぼくらのような「シェアさせてなんぼ」という仕事をしていると、自分たちが制作したキャンペーンに対して、世の中がどんなふうにレスポンスしてくれているか、高評価かこき下ろしているか無反応かを見るため、ひんぱんに作品と関連したワードでサーチを行う。
たとえば、先日「The Luxury Test」というコンテンツをリリースした。
ゲームの最後に診断結果をシェアしやすいしくみになっているので、Yahoo! リアルタイム検索でこんなワードで調べたりする。
そういうことを日常的にしていると、連鎖反応的に、ついつい自分の名前や、学生時代の友達の名前でも調べてみたりする。
「あれ、アイツいまあんなことやってるんだな」という発見があったりして楽しい。
先日、ふと思い立ち、親父の名前でエゴサーチしたところ、
度肝を抜かれた。
な、なな、
なんじゃこりゃぁぁぁああーーーーーッ!!
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【前回のコラム】「とある若者クリエイターの緩やかな死と、バッターボックスの間」こちら
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