社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学ぶ連載です。
岩崎電気
「光テクノロジーを通して豊かな社会と環境を創造する」を企業理念とする。第二次世界大戦中に設立。LEDランプをはじめ様々な光源や、屋内用から街路灯やナイター照明など屋外用まで幅広い照明器具、紫外線殺菌など関連機器を扱う。事業のほぼ100%がBtoB。
社員向け施策を最も重視 周年はインナー広報の絶好の機会
光源や照明器具などの製造・販売を行う岩崎電気は、2014年8月に70周年を迎えました。今回は同社の周年事業について、広報宣伝室の大木昌一室長にお話を伺いました。
インナーの取り組みが最優先
岩崎電気の70周年記念の取り組みには、紆余曲折がありました。経営層から、周年事業について方針が示されたのは2012年半ばのこと。しかしその後、市場の厳しさが増したこともあり、企画を何度か見直したといいます。
本社のショールームにて、広報宣伝室の大木昌一室長(写真右)と筆者。技術力を伝える発信拠点としても機能しているスペース。
とはいえ、70周年というせっかくの節目を活かさない手はないと判断し、「インナー(社員)向けの取り組みは必ず行う」「社員のモチベーションを高める機会にする」というテーマ・目的を定めての実行となりました。
周年事業では、同じような悩みに陥る企業は尽きません。時間が迫り予算が見えてくると実行へのブレーキがかかってしまうケースも少なくないようです。
だからこそ大切なことは、自社の周年記念のテーマ・目的を定めること。岩崎電気の場合、「インナー(社員)」というキーワードを見出したことが、周年の取り組みを前進させることができた要因のひとつでしょう。
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