電通は19日、アニメーション動画を使ってユーザーの心の緊張を緩和するスマートフォン向けアプリ「Pace Sync(ペースシンク)」の提供を開始した。
アプリでは、スマホのカメラで顔を撮影することで、肉眼では見えない人間の顔色変化を検出。それを元に心拍数を計測し(※注)、被写体の鼓動に最適化されたテンポのアニメーション動画が自動再生される。 動画内には呼吸を適切なペースで繰り返すよう求めるガイダンスが表示され、ユーザーをリラックス状態へと導いていく。
試験や試合の前に同アプリを起動し、深呼吸をしながら動画を視聴することで、気分を落ち着かせることができるといった具合だ。
センサ技術・情報処理技術を中心としたソリューション開発を手がける、旭化成 融合ソリューション研究所が開発した非接触脈波検出技術を応用して制作されたもので、ダウンロードは無料。
広告に留まらない体験価値の創出を目的とした、さまざまな事業開発やサービスデザインを行う、電通の社内横断型組織「エクスペリエンス・デザイン・スタジオ」が企画・開発を手がけた。
電通は、2016年度新卒採用活動の一環として、就職活動中の学生を対象に「Pace Sync」を広く告知し、試験や面接など緊張するシーンの多い学生のコンディションづくりを支援するとしている。
両社は今後も、「Pace Sync」の提供を通して、バイタルセンシング(生体情報の計測・活用)やヘルスケア領域でのサービス・プロダクトの開発・事業化に向けた知見の蓄積を行なっていく。
※注
同アプリで計測できる心拍数はあくまで推計値であり、医療行為などには対応していない。
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