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大幸薬品、正露丸のラッパのメロディを商標出願 改正商標法の施行で

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大幸薬品は1日、胃腸薬「正露丸」のCMで用いている「ラッパのメロディ」のサウンドロゴを商標登録出願したと発表した。香港では2004年に登録を済ませており、日本は2番目の出願となる。除菌剤「クレベリン」CMで使用している歌詞付きのサウンドロゴも出願した。

「正露丸」CMで「ラッパのメロディ」がサウンドロゴとなったのは、同社がラジオCMを開始した1951年。パッケージに描かれたラッパのマークを想起させるメロディとして使用しはじめた。2014年には、トランペットによる演奏から趣きを変え、歌手の森高千里さんによる歌詞付きサウンドロゴも使用している。

4月1日の改正商標法の施行に伴い、日本国内でも同日付けで「音」も商標登録の出願ができるようになった。ほかに「動き」(文字や図形が変化する商標)、「ホログラム」(文字や図形が見る角度で変化する商標)、「色彩」(商品の包装紙や広告用の看板に使用される色彩など、ひとつ、または複数の色の組合せのみからなる商標)、「位置」(文字や図形といった標章を商品などに付ける位置が特定される商標)の登録が可能となる。

音や色は言語の壁を越えて宣伝効果が見込めるため、海外ではブランディングのために用いられることが多く、同様の商標は欧米でも広く保護されている。日本企業も海外進出にあたり、商標出願や権利取得を進めるケースが増えており、日本国内でも新たなタイプの商標が知的財産として保護されることになった。


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