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トップクリエイターによるミラノ万博 日本館の展示、チームラボのアートインスタレーションが公開に

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「地球に食料を、生命にエネルギーを」をテーマに、約140の国と国際機関の参加が予定されている「ミラノ国際博覧会」。開催が5月1日と約2週間後に迫ってきた。日本館は「Harmonius Diversity -共存する多様性-」をテーマに掲げ、自然を慈しみ、食に関わる様々な人々を思う感謝の気持ちを伝える展示を行う。

展示は5部構成となっており、それぞれ世界を舞台に活躍する日本のトップクリエイターが手掛ける。「プロローグ」を書家・アーティストの紫舟氏、「シーン1」「シーン2」をチームラボの猪子寿之氏、「シーン3」を京都造形芸術大学教授の竹村真一氏とロボットの清水亮司氏、「シーン4」をnendoの佐藤オオキ氏、「シーン5」をライゾマティクスの齋藤精一氏が担当し、総合プロデュースを電通 イベント&スペース・デザイン局 局長の内藤純氏が務める。

本日16日、チームラボによる展示の内容が明らかになった。作品は「HARMONY」と「DIVERSITY」の2つ。いずれも、「鑑賞型ではなく、体感、そして、参加型にすること」と、「体感したことのないアート空間にすること」を意識して企画・制作された。

「HARMONY」

「DIVERSITY」

前者は、日本の食の原風景である「水田」が、「高低差」のある場所で発達してきたことや、「人と自然が共生」することで発達してきたことを表現する映像空間。腰や膝下など、さまざまな高さでつくったスクリーンを稲穂に見立てて、空間を埋め尽くす。映像は、鑑賞者の位置や動作に合わせて変化し、まるで稲穂を分け入るかのように、インタラクティブな映像空間の中を歩き回りながら、日本の自然を体感することができる。

後者は、食の源である日本の水を、象徴的に「滝」で表現するデジタルインスタレーション。360度どこからでも鑑賞できる巨大な滝に、食に関するさまざまなコンテンツの画像を表示することで、「食の多様性」という大量の情報を来場者に伝える。画像にタッチすると、画像と詳細情報が来場者のスマートフォンに取り込まれ、持ち帰ることができる。


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