【前回コラム】「コミュニケーションの世界では、笑いが武器になる。」はこちら
普通の心で考えることについて。
広告はたとえば僕の妻や娘や父や母、そういう一般の人たちにわかってもらえなければ意味がありません。誰も見たことがないすごいアイデアを思いついたとしても、多くの普通の人たちにわかってもらえなければそのアイデアは使い物にならないですよね。
広告と芸術は違います。
ちなみに僕たちは、自分のつくった広告を「作品」とは呼びません。なになにの「仕事」という言い方をします。「作品」ではなく、「広告」をつくっているという意識がだいじだと思っているからです。
僕はもちろん普通の庶民です。だから、広告がつくれるんだと思います。
もし僕が年収5億で豪邸に住んで、というような生活をしていたら、多くの人に共感してもらえるような広告はたぶんつくれません。普通の人間として、普通の心で、おもしろいことを考える。そういう姿勢がたいせつだと思っています。
「上から目線で考えたらあかん。人は広告なんかからえらそうに言われたくないし、上から目線の正論なんか誰も聞きたくない。むしろ、目線の低さがだいじなんや」
そんな意識をつねに持つようにして、仕事をしてきました。
このビジュアルは、関西国際空港が開港したときのテレビCMで、ナレーションは、
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山本 良二(電通関西支社CRプランニング局 局長)
山本 良二(電通関西支社CRプランニング局 局長)
1958年福岡県生まれ。1980年㈱電通入社。関西支社クリエーティブ局にてコピーライター/CMプランナーとして勤務。現在、関西支社CRプランニング局 局長。TCC新人賞、TCC部門賞、OCC新人賞、OCCクラブ賞、ACC郵政大臣賞、ACCゴールド・シルバー、ACC最優秀地域テレビCM賞、読売広告大賞最優秀賞、朝日広告賞部門賞、フジサンケイ広告大賞、毎日広告デザイン賞部門賞、広告電通賞、サントリー奨励賞、ニューヨークADC賞など、受賞多数。
山本 良二(電通関西支社CRプランニング局 局長)
1958年福岡県生まれ。1980年㈱電通入社。関西支社クリエーティブ局にてコピーライター/CMプランナーとして勤務。現在、関西支社CRプランニング局 局長。TCC新人賞、TCC部門賞、OCC新人賞、OCCクラブ賞、ACC郵政大臣賞、ACCゴールド・シルバー、ACC最優秀地域テレビCM賞、読売広告大賞最優秀賞、朝日広告賞部門賞、フジサンケイ広告大賞、毎日広告デザイン賞部門賞、広告電通賞、サントリー奨励賞、ニューヨークADC賞など、受賞多数。
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