コラム

右手に常識、左手に非常識。――関西「広告」クリエイティブの源泉  

コミュニケーションの世界では、笑いが武器になる。

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【前回コラム】「商品をほめすぎたら、あかん。」はこちら

人は、たった15秒では泣けない。

僕のコラムも、4回目となりました。
今回は、広告コミュニケーションにおいては「笑いが武器になる」という話です。

「人は15秒では泣けへんし、感動もできへんよなあ」、
と堀井さんはよく言ってはりました。その通りですよね。

2時間の映画を見たら泣けるし感動もできますが、たった15秒では難しいです。一方、たった15秒でも、人を笑わせることは可能です。笑いは、一瞬で、人の心の中に入っていきます。しかも、人は笑わせてくれた人のことをキライになりません。

人に笑ってもらうことは難しいことではありますが、相手をうまく笑わせることができたら、いいコミュニケーションが成り立ちます。普段の生活でも、メディアの世界でも、そこは同じですよね。

関西の仕事の場合、予算は東京のように多くありません。メジャーなタレントさんを起用したり、海外ロケに行くような企画なんて最初からありえない、そういう仕事が多いです。
となると、どうするか。

予算が少なくても目立つ、印象に残すアイデアを考えるしかないんです。でも、それはあながち悪いことでもありません。予算が少ないからこそアイデア一発で勝負する、その結果、シンプルでおもろいアイデアを思いつけることも少なくないからです。そういう場合にも、笑いや愛嬌は効率のよい武器となるのであります。

ただし、このコラムを読んでいただいている方の中にはスポンサーの方もいらっしゃると思いますので、これは書いておかなくっちゃ、と思ってあえて書ききますが、予算が少ないときには実現できないことも、予算が多ければ実現できますし、あともう少し予算があれば実現できたのに…、というアイデアもあります。
予算が少ないほうがよい!、ということでは決してありませんので、そこのところは、広告会社に勤める人間としてきちんと強調しておきたいと思います(笑)。

と、お金のことになるとつい必死感が出てしまい、しつこめに書いてしまいました…。気を取り直して、冷静に話を進めることにしますね。

次ページ 「子どもに受けるかどうか、それはひとつの目安になる。」へ続く

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