売れるネット広告社は、同社の提供する通販支援ASPサービス「売れるネット広告つくーる」と、LINEビジネスコネクトと連携したサービスを提供することを発表した。
LINEビジネスコネクトは、APIの利用と、外部データと接続することによって、登録した全ての友だちに、同一メッセージを一斉に送信するという従来の使い方ではなく、1to1や双方向のコミュニケーションを可能にするサービス。
今回、LINEビジネスコネクトがEC系ASPサービスと連携するのは初めてのことで、これにより、「売れるネット広告つくーる」を導入している通販企業は、LINEを通じて顧客と1to1コミュニケーションを行うことを可能にする「自動フォローLINE(ステップLINE)」機能を活用することができるようになる。
この機能は、申込日を起点にあらかじめ設定しておいたシナリオやストーリーのあるLINEメッセージが7日後・10日後・30日後などのスケジュールごとに自動で配信されるという仕組み。
これまで通販事業者はEメールを使ってメッセージを送っていたが、メールの開封率が低下している中、LINEにてメッセージが届けられることで、見られる率やその後の反応率が高くなることが期待できる。
例えば、通販企業がこの機能を活用してメッセージを送る場合、まず既存顧客のデータベースとLINEの登録情報の紐づけが必要となる。そのために、サンプル申し込みなどを行う際、必ず友だち登録をしてもらうような仕組みにして、紐づけを行う。
また新規客については、この仕組みを入れておくことで、最初から顧客情報を取得しつつ友だち登録をしてくれる。
売れるネット広告社 代表取締役社長の加藤公一レオ氏は、「いままで約20年間、通販事業におけるCRMツールはずっとEメールが中心でした。しかし、いまやパーソナルなコミュニケーションにおいては、メールよりも各種メッセージ機能を活用するようになっています。今回、LINEで顧客とコミュニケーションができるというのは、通販業界におけるCRMが大きく変わる可能性を秘めています」と話す。
すでに、複数の大手通販事業者が導入を検討しているという。
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