難しい仕事の中にある感動が人を育てる
——社員の皆さんに持ってほしいマインドセットや、「もっとこうなってほしい」という希望はありますか?
私自身が気をつけていて、社員にもよく話すこととしては「仕事で感動すること」です。もちろん、仕事に求められることはいろいろあると思いますが、一緒に働くにあたってはやはり仕事で感動してほしいと思っています。だから、何でもいいから自分が感動できるような仕事をしてほしいですね。極端に言えば、今の段階では感動するのであれば仕事の内容はなんでもいい、くらいの感じです(笑)。
——感動を生む要素も様々ありますが、基本的には何かに全力で取り組まないと起きないものだと思います。そこが先ほどの「予定調和を捨てる」こととつながっているように感じます。
確かに予定調和の目標の中には感動はありません。やはり、困難なことや難しいことの中に感動があります。だからこそ、「難しいこと」から退かない、あきらめないことが大切だと思います。
——自分の仕事を中心としながら、仕事に関わる方みんなにその感動を味わってほしいというのは、自身の想いが反映されているように感じます。
そうですね。自分自身、仕事に没入するタイプで、その中に感動を見つけることが多いです。また、他の人の仕事にも感動していたりします。例えば「この人のここがすごい」とか「あの人にこんなことを言わせるのはすごい」とか。そういうことが仕事の喜びの一つになっていますね。
結局、「このプロジェクト、最初は良くなかったけど、最後は本当に感動した」とか「ここまで来られるとは思わなかったな」といった感動が、リーダーシップを育むのではないでしょうか。むしろ、感動しないままでスキルやリーダーシップを伸ばすのは内発的な動機付けがなく難しいと思います。
「企業トップが語る“次世代リーダー”の育て方」バックナンバー
- 「『俯瞰で捉える力』を生かしプロとしての専門性を高めてほしい」——メジャース 山本社長に聞く(2015/7/07)
- 「プロとしての誇りを持ち、もっと自らを肯定して仕事に臨んでほしい」ーベクトル西江社長に聞く(2015/6/10)
- 「新卒研修を半年実施し高い目線で考えることを学ぶ」——ネットプロテクションズ 柴田社長に聞く(2015/5/22)
- 「与えられたポジションに対して力が足りないほど、その差を埋めるスピードはあがる」――エンターモーション 島田社長に聞く(2015/4/30)
- 「“べき”ではなく“たい”が新しい価値を生み出す」——インフォテリア 平野社長に聞く(2015/4/20)
- 「創造力を駆使して顧客に期待以上の提案ができるか」——ビートレンド 井上社長に聞く(2015/4/07)
- 「情熱をもって行動し、その熱量で周囲を引っ張っていけるのがリーダー」——カタリナ マーケティング ジャパン 若林社長に聞く(2015/2/26)
新着CM
-
AD
インターブランドジャパン
日本初の「ブランディング」を評価するアワード エントリー受付中!
-
販売促進
通信教育が2ケタ減 5月度の通販売上高
-
人事・人物
メディアドゥ、出版ソリューション事業担当(22年6月24日付)
-
AD
マーケティング
ブランドに欠かせないのは“楽しさ”? 未来を見据えて生活者と共創する 新時代のブ...
-
広告ビジネス・メディア
伊藤忠、AKQAと合弁 共同でコンサル事業
-
クリエイティブ
PRプランナー流のコピー発想法/中野仁嘉(博報堂・TCC賞2022最高新人賞)
-
特集
みんなで考えるSDGsアクション
-
広報
ロゴ一新し、ロングセラー商品を改名 ユーハイム100周年のリブランディング
-
人事・人物
ナルミヤ・インターナショナル、デジタル推進室を新設(22年7月1日付)