音楽著作権管理2社が業務統合へ エイベックス子会社が買収

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エイベックスグループの音楽著作権管理を手がけるエイベックス・ミュージック・パブリッシング(AMP)は28日、著作権管理団体のイーライセンスとジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)の株式を9月30日付で取得すると発表した。従来AMPの関連会社だったイーライセンスは所有株式を34.4%まで増やし、AMPの阿南雅浩社長が10月1日付けで代表取締役社長に就く。JRCは新たに株式46.6%を取得し、子会社とする。

定額制音楽配信サービスは、昨今の新しい音楽の楽しみ方のひとつだ。エイベックス・グループ・ホールディングス傘下のエイベックス・デジタルとサイバーエージェントの合弁会社AWA(アワ)は、5月27日からサービスを始めた。ダウンロード数は8月24日時点で400万回に上る。エイベックス・グループが配信楽曲を調達し、2015年内に3000万曲配信を目指す。

イーライセンスとJRCは同日、音楽著作権管理事業の統合に向け協議を始めたと発表した。「例えばテレビ番組が、放送とネット配信双方で流される場合があるが、現状では使用手続き上、区別されている。よりスムーズなしくみを設けられれば、権利者・使用者ともにメリットがあるはず」(JRC広報)。AMP親会社のエイベックス・グループ・ホールディングス広報は「音楽の利用のされ方が大きく変わる中、業界の活性化につながる手立てを考えたい」とした。

JRCの管理楽曲は全体で4万2000作品。うちCMを含む、テレビやラジオ、優先放送で利用されるのは1300作品ほどという。イーライセンスは4万9000作品。両社ともに、エイベックスグループ以外の楽曲も管理している。管理団体最大手JASRACの管理作品数は国内作品で約140万作品、外国作品で約186万作品。

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