コムスコアが16日発表した2015年10月の国内動画サイト調査で、1位はYouTubeを持つグーグルだった。視聴者数は約5000万人で、2位のGYAO!を持つヤフーの倍以上の視聴者がいることがわかった。3位はFC2で視聴者数は約1400万人だった。
TwitterがFacebook上回る
ソーシャルメディアのTwitterとFacebookも、それぞれ6位と7位に入った。ツイッターはことし1月にモバイルアプリから直に動画を投稿できるようにし、その後6月に自動再生を、10にはパソコンからの動画投稿を導入した。フェイスブックは12月に入り、モバイルアプリから動画のライブ配信するテストを、一部のユーザーを対象に開始した。
動画広告配信もランク入り
8位のティーズ(Teads)は、ニュース記事などコンテンツの間に動画広告を配信する企業。日本では「日経電子版」が導入しているほか、ワシントン・ポストやガーディアン、ル・モンドなど各国の主要紙が採用している。2月には東京にオフィスを開いた。
YouTube最強の配信者は
9位、10位は複数の動画投稿者を所属させ、収益増などを支援するマルチ・チャンネル・ネットワーク企業だ。9位のメーカー・スタジオはウォルト・ディズニー傘下。YouTube最大の視聴者を抱える「ピュー・ディ・パイ」(本名=フェリックス・シェルベリ氏)ほか、100カ国5万5000人の投稿者が所属する。10位のクイズ・グループはロシアの企業。
ネトフリは公式チャンネル1位
またコムスコアは、YouTube内に公式チャンネルを持つ企業のランキングも発表し、1位は定額制ネット動画配信サービスのネットフリックスのチャンネルだった。視聴者数は約780万人。日本勢では、6位にエイベックス、7位にビクター、9位にソニー・ミュージックエンタテインメントが入った。
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