コンテンツ活用の独自ノウハウは大きな強み
――コンテンツはつくり手側の皆さんの想いもありますし、お金を払えば好きに使える類のものではないですよね。
久保:権利関係も複雑なので実施にあたっては苦労も多いと感じました。コンテンツホルダーの皆さんからは、映画の盛り上げにつながるようなタイアップを期待されるので、クライアントにとってもコンテンツホルダーにとってもWin-Winになるような調整は特に難しかったです。
その点でjekiは、アニメ・映画のコンテンツタイアップの企画を多く手掛けてきたので、この部分のノウハウがあります。飯岡は、まさにその専門知識を持っています。
飯岡:今回のタイアップ企画は特に原作、アニメ、映画とそれぞれに版権が異なるので複雑でしたね。誰に何を確認すればいいのか、細部を理解していないとプロジェクトが立ち行かなくなります。
ここ最近、アニメなどのコンテンツとのタイアップ企画に対する期待の高まりを感じていますが、この領域の専門ノウハウを持っていることはjekiの強みですね。
久保:今回の仕事の後、ゲオさんから「jekiさんには失礼な言い方かもしれませんが、サイズ感的にお付き合いしやすい」とおっしゃっていただきました。jekiはチームで動く社風と話しましたが規模が巨大ではないからこそ、組織も縦割りにならずに、皆で協調してクライアントに向き合っていられるところがあると思います。
飯岡:いい意味で、ガツガツしすぎていないというか。ビジネスライクになりすぎない社員が多いですね。
久保:広告だけでなく、その先の販売チャネル開拓のお手伝いをしたり。それが自社の目先の売上にはつながらなくても、クライアントの売上に貢献できるのであれば、踏み込んでいこうとする社員が多いのがjekiの特徴で、さらにレスポンスが早いとか、小回りが利くとか言われることも多いです。
こんな点から一緒に仕事をしていくパートナーと思っていただけているようですね。最近、クライアントからは広告認知度や売上などの明確なKPIを示
して相談をされる機会が増えています。
いかにして結果にまでコミットできるかが求められていますし、こういう潮流の中で徹底的に課題解決に向き合うjeki的な仕事のスタイルだからこそ貢献できることもあるのではないでしょうか。
――ビジネスライクすぎず、細かい要望にも真摯に応えてコツコツと取り組む…。jeki社員の仕事への向き合い方は、効率化を求めて進んできた、これまでの広告会社の在り方からすれば昔ながらのADパーソンの仕事スタイルと言えるかもしれません。
しかし広告活動の事業貢献、投資のアカウンタビリティが強く求められる風潮の中で、逆に現場の仕事にもトコトン付き合う姿勢に、共に目標と向き合うパートナーとして、今の時代に合った新しさを感じます。
【本連載について】
企業と消費者の関係が複雑化する中で、ビジネスの成果を上げるために、宣伝部も「広告」に とどまらず、商品がお客さまの手元に届くまでのすべてを設計する必要が生まれています。
では、最前線でクライアントと接する営業担当が目指すべき進化の形とは、どのようなものでしょうか?前例通りが通用しない時代に不確実性の高い「アイデア」を形にし、ビジネスの成果につなげるためには、実は熱意、フットワークなど、人的なスキルの向上にADパーソンが目指すべき姿があるのではないか?
編集部では、そんな仮説をもちました。社員数764名の組織だからこそ自分の仕事の領域にとらわれずに、仕事に向き合うジェイアール東日本企画「クライアントサービスプロ ジェクト」と一緒に、これからのADパーソンのクライアントとの向き合い方を考えていきます
お問い合わせ
株式会社ジェイアール東日本企画 クライアントサービスプロジェクト事務局
TEL:(03)5447-7974
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