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トレンド化するオートメーションに警笛!「 Web解析」に必要なマーケターの視点とは

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枯渇するアナリティクス人材内製化の前に企業が考えること

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図表では、サイト改修前と後でCVRが改善したように見えるが、実際には特定キャンペーンによる影響であり、改善にはつながっていない。このように気付かぬうちに公平ではない評価を行ってしまう企業は多い。

上村氏が代表を務めるサードパーティートラストは、国内有数のWebアナリティクス専門の企業。自動レポート作成ツール「TrustMonitor(トラストモニター)」の提供をはじめ、会社創立から4年で、ナショナルクライアントや大手広告会社をはじめとした企業のレポートを3000件以上作成してきた。

個別設計レポートに対するニーズの高まりを受け、2015年10月からは個別設計のWEB解析レポート作成プラットフォーム「CLAY(クレイ)」の提供を開始。トラストモニターが全クライアント共通の定型レポートであるのに対し、CLAYでは顧客ごとのレポート設計やデータクリーニングを行い、よりビジネスに直結するレポートの提供が可能になっている。

個別設計レポートの需要が増える裏で、企業のWeb解析業務のアウトソースの波が来ていることを実感していると上村氏は言う。社内でWeb解析業務を内製化するのは、人材育成に多くの費用と時間がかかる一方、貴重な人材となるため退職リスクも高いことから容易なことではない。「Web解析業務をアウトソースした方がリスクが低い」、と判断する企業が増えつつあるのだ。

「企業の中にWeb解析業務ができる人材を確保することは重要だと思います。ただ、社内にWeb解析のスキルレベルが測れる人材がいない中での育成及び採用は、とても困難で危険です。まず内製化に向けてパートナーと連携しながら今いるメンバーに確かな知見を身に着けさせること。そのように徐々に社内にWeb解析の知見をためていく順序立てた体制の構築が大切だと思います」。

同社は12月から、新たにサイト内アンケートツール「VoicePocket」をローンチ。導入することで、「訪問している顧客は他社サービスを利用しているのか?」、「サービスのどの部分が不安で迷っているのか?」、といった解析ツールでは分からない「ユーザーの声」を集めることができ、Googleアナリティクスに自動的に送信される仕組みだ。

「解析ツールから得られる定量的な行動履歴と、アンケートによる定性的な気持ちとをつなげることで、よりマーケティングにダイレクトに活用できるパワフルなデータを顧客に提供できる」と上村氏。「お客さまが本質的な意味で有益なデータを取得できることをゴールとして、今後も解析事業を展開していく」と語った。


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