日本の若手ディレクターが快挙!アジアの広告祭で評価されたショートフィルムとは

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TYO クリエイティブ・センター 村中なる美さん

—ご自身の受賞作品について教えてください。また、どのようなポイントが評価されたのでしょうか?

「Creative Intelligence」という今年のアドフェストのテーマを「悪知恵」や「嘘」と解釈し、ストーリーを構成しました。直訳すると「創造的知性」、他にもさまざまな意味のあるその言葉を噛み砕き、自分の中で消化することに成功したと思っています。

表現上では、通常の広告表現ではあまりできない「暗闇」を舞台にするというのも一つの挑戦でした。映画やテレビドラマでたまに見るような「青白く明るい夜」にはならないように気をつけて、なるべくリアルな、思わず目を凝らしてしまうような暗さを追求しました。

—アドフェストで学んだことは何ですか?

ヤングロータスのセミナーを見て感じたのは、プレゼン力の高さでした。自分がどれほど面白い人間で、こんなに素晴らしいアイデアを考えましたということを、工夫を凝らし全力で伝えていました(特に上海!)。
ファビュラス・フォーのセッション前にも、プロデューサーから「いまだけは自分を世界一のストーリーテラーだと思い込め」とアドバイスをいただきましたが、そういった自分や作品に対して自信を持ったプレゼンをできるようになりたいと思いました。

—アジアで日本の広告が評価された理由について、どう考えますか?

アジア圏内の広告に対する価値観が、日本の広告のクリエイティビティと近いからだと感じました。ライフスタイルや、判断基準が似ている分、欧米よりもアジアでの共感性が高いから、アイデアが受け入れられやすいのだと思います。

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