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世界の面白プロモーションに見る 人を動かすアイデア7選 Vol.07

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05 前代未聞!商品そのものがInstagram対応に
Sonic Drive-In「Sonic Square Shakes」(米国)

アメリカ各地に店舗を構える「Sonic Drive-In(ソニックドライブイン)」は、ドライブ・スルーではなくドライブ・イン型のファストフードチェーン。駐車場にあるメニューを見てオーダーすると、数分後にローラースケートを履いた店員が商品を持ってきてくれる。そんなユニークなSonic Drive-Inが、SNSを意識した新しいキャンペーンを展開した。
その内容は、新商品「クリーミーシェイク」の6フレーバーすべてを「正方形」にするというもの。容器はもちろん、ストローや、シェイクの上に乗ったチェリーも正方形。投稿写真の基本フォーマットを正方形としている写真共有SNS・Instagramでの話題拡散を意識したものだ(今はタテ長・ヨコ長も投稿可)。デザインは、Instagramに約13万人ものフォロワーを有する人気シェフが担当した。

正方形のシェイクは4月16日の1日限定でInstagramから購入でき、カリフォルニア州で開催された野外音楽フェス「コーチェラバレー・ミュージックアンドアーツ・フェスティバル」のベースキャンプで受け取ることができた。

06 ポイ捨てしたのは誰!?犯人の顔が街中に表示
Hong Kong Cleanup「Face Of Litter」(香港)

香港のNPO団体「Hong Kong Cleanup(清潔香港)」は、タバコの吸殻など街に落ちているゴミを集め、付着したDNAから落とし主の顔のデジタル写真を生成し、ポスターにして街中に掲示するという驚きのキャンペーン「Face Of Litter(ゴミの顔)」を実施した。

採集したゴミをプラスチックのケースに入れて密閉。それを研究室に持ち込み、「Snapshot DNA Phenotyping Service」というツールで分析する。

科学者によると、1ナノグラム未満の乾いた唾液からでも、本人の顔に似たデジタル写真を作成できるとのこと。目や髪、肌の色、しみやそばかす、輪郭などの特徴が反映されるという。犯罪捜査への活用を目的に、米国防総省の支援の下、微量のDNAからデジタル写真を作成する技術を開発しているParabon Nanolabs社が協力した。

香港では毎日1万6000トンのゴミがポイ捨てされていると言われ、街を汚染するゴミ問題は深刻化している。“ゴミに顔をつける”この取り組みによって、ポイ捨てする人が減り、街は美しい姿を取り戻せるか。

07 試着室から子どもたちに暖かい衣服をプレゼント
C&A「CHANGING ROOM-Change Someone’s Life-」(中国)

アパレルブランドのC&Aが、中国の貧しい山村に住む子どもたちに暖かい衣服を届けるチャリティーキャンペーン「CHANGING ROOM-ChangeSomeone’s Life-」を実施した。企画制作は、北京電通とCDC Chinaが手がけた。

ターゲットは、年末恒例のバーゲンシーズンに来店した若者たち。店内に用意された「特別な試着室」の中で、持ち込んだ服をハンガーに引っ掛けると、LEDスクリーンが立ち上がり、その服に包まれながら温かい寝床で眠る子どもの画像が映し出される。しかし、試着するために服を持ち上げると、画像は、冷たい床や藁の上で、薄着で凍えそうに丸まっている現実の姿に早変わり。

来店客は、試着室内に設置された機械から発券されるクーポンを使って、セールの値引き率の一部、もしくは全てを寄付することができた。約3000人が寄付を行ったという。集まった金額相当のC&Aの衣服が、慈善団体を通じて孤児院に届けられた。店舗の売上も、実施前後3週間を比較すると22.3%上昇したという。

 


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