コピーライター谷山雅計さんの講義で学んだ「ダメなコピー」

[寄稿者一覧はこちら]【前回のコラム】「「良いコピー」とは何なのだろうか考えてみました」はこちら

ザ・フライの今野です。この連載は、お笑い芸人である僕が、宣伝会議さんが開講している「コピーライター養成講座」を受講して、そのレポートを書くという内容です。

過剰な熱量

画像提供:shutterstock

今回は、「ガス・パッ・チョ」「YONDA?」「TSUBAKI」「マルちゃん正麺」など、とてつもなく有名な広告を数多く手がけた谷山雅計さんの講座について書きます。

前回のコラムで触れた通り、僕は谷山さんの著作を読んだことがあります。読後の印象から、実物の谷山さんは明快に論旨を述べる冷静沈着な方だと想像していました。その想像は良い意味で裏切られました。語った内容は徹底的に論理的なのですが、その語り口は伝えたい熱量で溢れ、時折その情熱が唾となって前の席の方に降り落ちているようでした。

そして、情熱が規定の講座時間(2時間)を30分以上、上回りました。ですが、今までの講座で、一番身を乗り出して聞くことができました(僕は大体1時間講座を受けると、休憩が欲しいなと思うのですが)。それは感情も論理も、どちらも十全と発揮した語り方だったからだと思います。

どちらかだけだと、人は生きた人間と対話している気持ちになれないと思うのです。対して僕は感情を失いがちな人間なので、谷山さんのしつこい情熱を見習いたいなあと思いました。

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宣伝会議 コピーライター養成講座事務局
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