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グーグル、フェイスブックに次ぐ第3の存在を目指すAOL

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“AOL”のリブランディングに注力

AOLのオフィスには、「テッククランチ」「ハフィントンポスト」などの編集部のほか、映像コンテンツを収録できるスタジオを構える。

拡大戦略の先にあるのは、グーグル、フェイスブックに次いで、ネット広告における「第3のポジション」を得ることだ。「グーグルは検索、フェイスブックはソーシャルで地位を築いています。その中でAOLは、コンテンツとテクノロジーを提供している唯一の会社。偉大なパワーハウスになろうとしています」(同)。

一方で、AOLのブランドを再構築していくことも大きなミッションだという。「ユーザーに愛されるブランドであること。広告主にとっては、AOLのプラットフォームを使えばうまくいく、と思ってもらうこと。この両方を満たせるようにしなければならない」(同)。

続いて、いま注力しているテレビ広告のプログラマティックバイイングの取り組みを紹介した。広告取引をデータに基づいて自動化するもので、米国でもまだ一部で始まったばかりだ。

「アメリカでは今、テレビをつければ110以上のチャンネルにアクセスでき、ストリーミング配信でモバイルでも見られます。細分化が進み、個々の番組の視聴率は下がっています。広告主にとっては、『投資に見合った効果を得られない』という大きな問題に直面しています」。ジアンナ・ガンミーエリ氏は、テレビ広告のプログラマティックバイイングが求められる背景について説明する。

オーディエンスデータを活用することで、特定の所得水準や嗜好に合った層に対して広告を露出することができ、バイイングの効率を上げることができる。セットトップボックス(STB)を通じて、AOLがアクセスできるのは約300万世帯。さらにベライゾン傘下のデータマーケティング会社アクシオムを通じて500万世帯にアクセスできるという。

「デジタルの預言者」と言われ、年間300日の出張で世界を飛び回るデイビッド・シング氏も登壇。「愛されるブランドをつくるために必要なのはコンテンツ。それ自体が広告にもなる」と強調した。

「デジタルの伝道師」ことデイビッド・シング氏。


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