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どんな企業も“ 世界一”になれる、ギネス世界記録を活用したマーケティング手法とは

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【セミナーレポート】

「世界一」を発信するプルーフマーケティングの効果

2月24日、『PROOF MARKETING(プルーフマーケティング)ギネス世界記録®の市場突破力』の刊行記念セミナーが開催された。

第一部では、ギネスワールドレコーズジャパン 小川エリカ氏とヴィハーグ・クルシュレーシュタ氏が登壇。小川氏は「世界記録への挑戦は、コンテンツづくりそのもの。話題づくりの一過性のものではなく、挑戦するまでの苦労や達成後まで含めて世界一の印象づけができる」と話す。
広告活動においてギネス世界記録が価値を持つ理由は、クライアントが自信を持って世界一を主張できること。これまでにも商品PRや町おこしなど、さまざまな企業や自治体がギネス世界記録をマーケティングに活用してきたことを、事例をもとに紹介した。

第二部では著者であるアサツーディ・ケイの岩﨑慕了氏が登壇。岩﨑氏はプルーフマーケティングを「商品やブランドに関する驚きのある事実を客観的に証明することで、消費者とのコミュニケーションを円滑にし、行動を促すマーケティング手法」と位置づける。中でも「世界一」という事実は瞬時に、かつ強烈に消費者の心にインプットされると強調する。プルーフマーケティングを実行するための条件には、証明する事柄が「客観的事実」であること、その事実を「証明できる」こと、の2点を挙げた。世界一の証明としてギネス世界記録を活用しながら、「ナンバーワン」になれる切り口を発掘していく手法を「ファクトコンテンツコミュニケーション」と名付け、メソッド化した岩﨑氏。

「SNSによる情報拡散やインフルエンサーのレコメンドが、ますます力を増している中で、市場競争において重要なのは、消費者が納得して購入できるための保証。客観的な事実をもとにした証明が、勝利を収める鍵となる。プルーフマーケティングを用いて、注目度を最大化していくには、事実の証明の過程を、独自の価値を持つコンテンツに昇華させるアイデアが欠かせない」と述べる。

第三部では雪印メグミルク「雪印北海道100 さけるチーズ」を使って1分間に何本裂けるかというギネス世界記録へ挑戦する試みが行われ、会場は熱気に包まれた。

(写真上から)アサツー ディ・ケイ コミュニケーションプランナー 岩﨑慕了氏、ギネスワールドレコーズジャパン 代表取締役社長 小川エリカ氏、コマーシャル・ディレクター ヴィハーグ・クルシュレーシュタ氏。四枚目は第三部に行われたギネス記録挑戦の様子。

編集協力/アサツー ディ・ケイ 、ギネスワールドレコーズジャパン

【書籍紹介】
PROOF MARKETING(プルーフマーケティング)ギネス世界記録®の市場突破力

  • ◦ 著者/岩﨑慕了
  • ◦ 協力/ギネスワールドレコーズジャパン
  • ◦ 発行所/宣伝会議
  • ◦ 価格/ 1600円(税別)
  • 四六判 180ページ 好評発売中

本書では、ギネス世界記録を活用しながらプルーフマーケティングを実践し、新たに需要をつくっていく方法を探っていきます。「モノが売れない、伝わらない」と悩むマーケターに向け、「世界一になれる領域」を掘り起こし、消費者の記憶に残るコンテンツで顧客を増やしていく道筋について、国内外の事例とともに解説した1冊です。