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コラム

編集・ライター養成講座修了生が語る いまどきの若手編集者・ライターの生き方

ノンフィクション課題で、相手の核に迫ろう!

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編集・ライター養成講座33期卒業生 横山由希路

【前回のコラム】「興味の原石を宝石に磨き上げ、フリーライターになろう!」こちら

印象的だった講義について

「個性が強すぎる! みんなと友達になれるかしら……」

「編集・ライター養成講座」33期はユニークな面々ばかりでした。“目立ちたがり屋、でも人見知り”の面倒な性格を抱える私でさえも、半年間ほぼ毎週顔を合わせていると、皆と仲良くなれたものです。今回は、同期と共に受けた印象的な講義についてお話しいたします。

胸に沁みる講義、多かったなぁ……

「意外とキャリアあるよね? 何で宣伝会議に?」

同期のほかに、講師の方にもよく訊かれました。でも、私はこんなにためになった半年間はなかったと思います。

「ダメな編集者は人の話を最後まで聞かない」という言葉に胸を撃ち砕かれた「Mart」編集長の大給近憲さん。企画書の指摘の的確さにしびれた「週刊SPA!」編集長の金泉俊輔さん。登壇者の話を全肯定して聞く姿に惹き込まれた山田ズーニーさん。読者を納得させる論理展開に目から鱗が落ちた古賀史健さん。タイアップ広告の採点項目の細かさにひれ伏した尾田和実さん。「文章を書く以前に人としてちゃんとしなさいね」と一貫して言われている気がしたノオトの宮脇淳さん。

ほかにも印象深い講義はたくさんありましたが、最後の1人は、この授業を受けなければ、卒業制作の出来も大きく下回っていたであろうジャーナリストの木村元彦さんの講義をご紹介します。

左が課題図書2冊を拝読した際のメモ書き、右が2冊読了後に木村さんにお送りした質問シート。真ん中がテープ起こしを全て済ませた後に、原稿の核になりそうなことを書き出した構成シート。

次ページ 「インタビューは自分のダメな部分を丸裸にする鏡」へ続く