労働人口が減少するなか、企業の競争力を左右する人材教育は重要な課題だ。成長を続ける企業では、人材育成にどのように取り組んでいるのか。
PR講座で学んだ具体的な内容が生きている
モバイルに動画を中心にしたメディア、広告、タレントマネジメントを事業として展開するCandee。「テレビの再発明」を掲げ、3事業を垂直統合して推進しており、ソーシャルライブコマース「Live Shop!」も提供している。
同社には、3つの事業領域それぞれのトップランナーが役員として参加している。社員は設立から3年目で100名を超え、役員からのノウハウ共有や若手主体のアイデアブレストなどを通じて、人材育成にも力を入れている。
畠山真梨子氏
2017年1月から同社で広報を担当する畠山真梨子さんは、「今までにないデジタル時代の新サービスを開発するCandeeで広報をすることに魅力を感じ、仲間入りしました」と同社に転職した動機を明かす。同社には、まだ世の中に認知されていない取り組みも多くある。そこで、わかりやすく魅力的にその内容を伝える窓口として広報担当が機能することが重要だという。
畠山さんは前職で、宣伝会議のPR基礎講座を受講した経験がある。講座では、「ヤフーニュースで掲載されるためのポイントをはじめ、参考になる具体的な話を聞くことができ、その経験が今も生きています」と話す。
そんな同社には、前のめりな姿勢で学ぶメンバーが揃っており、会社として外部のセミナーの受講補助制度が整っている。実際に、社員が宣伝会議でYouTubeを活用した動画マーケティング講座などを受講し、主体的にスキルアップに取り組んでいる。
加えて、同社には独自の評価制度があり、各個人が達成目標を4半期ごとに自ら定め、上司と共に採点する。畠山さんの現在の目標は、「Candeeの知名度を上げていくこと」で、業界の知識をより深く学び、日々生み出されるサービスや自社の魅力を世の中に伝えていきたいという。
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