ピンチはヒーローを救う!?生存をかけた、 仮面ライダーの 「変身」マーケティング

イラストレーション:イトウツヨシ

はじめに断っておきますが、僕は仮面ライダーマニアというわけではありません。もし自分に子どもがいなければ仮面ライダーを再び見ることなんてなかったと思います。

一視聴者であるうちの子の横で無責任に見ている、おとーさんの見立てによるものなので、マニアックなご指摘やさまざまなご意見もあろうかと思いますが、そのへんはどうか大目に見ていただきたい。

さて。そんなわけで「V3」や「アマゾン」から実に42年ぶりの仮面ライダーとの再会になったのですが、ド肝を抜かれました。そこにはあの頃とは別モノに変わり果てたライダーの姿があったのです。

「エグゼイド」という2頭身にデフォルメされたゲームキャラのような仮面ライダーには、バッタの面影すらありません。

敵はコンピューターウィルス。「改造人間」とか「死神博士」とか、今の子どもが見たらトラウマになるだろうアンダーグラウンドな設定は一切ありません。変身前の主人公はモミアゲのない理系の男子です。

大丈夫かな…?

というこちらの心配をよそに、子どもたちには大人気だそうですが、ここ至るまでにはショッカーもびっくりの壮絶なピンチとの戦いの歴史があったのです。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 2188 / 2675 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

石井 原(ネアンデルタール クリエイティブディレクター、アートディレクター)
石井 原(ネアンデルタール クリエイティブディレクター、アートディレクター)

1969年生まれ。武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業。博報堂を経て、2005年風とバラッドに参加、2011年ネアンデルタール設立。東京ADC賞、朝日広告賞、毎日広告デザイン賞、日経広告賞グランプリ、東日本ポスターグランプリ、第50回ACC賞マーケティング・エフェクティブネス部門グランプリ ほか。

石井 原(ネアンデルタール クリエイティブディレクター、アートディレクター)

1969年生まれ。武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業。博報堂を経て、2005年風とバラッドに参加、2011年ネアンデルタール設立。東京ADC賞、朝日広告賞、毎日広告デザイン賞、日経広告賞グランプリ、東日本ポスターグランプリ、第50回ACC賞マーケティング・エフェクティブネス部門グランプリ ほか。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ