メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×
コラム

関西で戦う。クリエイターの流儀

大阪でアーティストエージェンシーを立ち上げ、アジアで戦う

share

アーティストがアジア、世界で戦えるインフラを

アーティストとアジアで戦う。言うは易し、行うは難し。そこで、庄野さんは上海での体験からアーティストを、しかるべき人へ届けるきっかけづくりが必要だと感じたそうです。その想いから立ち上げたプロジェクトが「ubies」。大阪からアジア、そして世界で戦う武器になるプロジェクトについてお聞きしました。

—ubiesはどのようなプロジェクトなのですか?

庄野:ubiesは、アーティストが国を超えて仕事をするためのインフラを目指しています。国内というより海外で活動するためのきっかけと、それを実現できるサービスを提供することが目的です。

数年前より、ubiesは動き出していて、「世界を熱くするアジアンクリエイター150」という書籍を作ったり、アジアのアーティストをキュレーションしたWEBサイトを公開したり。ようやく今年法人化し、新たな仕組みの提供をもうすぐ行う予定です。この10年間で素晴らしいアジアのクリエイターたち、そして企業の方々と信頼関係を築くことができました。彼らと一緒に、よりアーティストが世界を舞台に戦えるインフラを整えていきたいと思います。

アジア各国のアーティストをキュレーションしている「ubies」

—今後、ubiesはどのような展開をしていくのですか?

庄野:先ほども話した通り、新たな仕組みの提供を行います。少しだけ話すと、実際にアーティストへの評価がお金になったり、企業の担当者がチェックして仕事の依頼が発生したり、その場合の言語対応や交渉ができるコーディネーターとマッチングしたり。

ubiesはアーティストが海外で戦うための言わばパスポートのようなもの。だから、アーティストたちはさらに作品の質やフレッシュさが問われるのでは?と思います。そのような意味でも、vision trackが関わるアーティストには仕事以外で作品を作ることを強くすすめています。

ただアーティストが1人でそれをやるのは難しいので、管理や方向性も含めて一緒に取り組むのが大切。vision trackはアーティストのエージェントであるだけではなく、コンサルタントとして継続的な付加価値をもたらせることができるかが、僕たちの役割でもあると思っています。

—アジアのアーティストにとって、頼れる兄貴になりますね!今日はお話ありがとうございました!

取材を終えて〜田中が今日から実践すること

今、田中は関西で活動しているマンガ家ともろもろ仕掛けていこうと企んでいます。目線はアジアへ。自分ではどうにもならんので、ちょっとまとめて庄野さんに相談に行きます!あとは、もっとアジアのクリエイティブ事業を掘っていきたい。田中が必要とされる場所が、もっとあるのでは?とも思うので。

著者プロフィール

田中裕一(かたちラボ・コピーライター)

広告制作プロダクション勤務を経て、2012年に大阪・兵庫など関西を中心に展開するクリエイティブカンパニー「かたちラボ」を設立。関西のクリエイターと協働して、企業ブランディングやCI構築、事業計画立案、紙ものやWEBサイトなどの制作を行う。
WEB:http://katachilab.com/
Facebook:https://www.facebook.com/katachilab/