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広告業界で話題にならなかった放送法改革騒動って?
今回は3月に巻き起こった「放送法改革騒動」について書こうと思います。でもそもそも、ここ「Advertimes」の読者のみなさんからすると「3月に巻き起こったこと自体、知りませんけど」って感じだと思います。そう、ホントに不思議な“騒動”で、実にクローズドな形で議論されました。閉鎖的というか、大っぴら感が薄いというか、関係者以外にはまるきりわかりにくい空気での議論であり騒動だったのです。
広告業界は放送業界と隣接しているのに、みなさんほとんど知らなかったし興味もなかったでしょう?そこがまたこの国のメディアの世界の問題点だと思うなあ。つまりね、マスコミの人たちは自分たちの話題になるとえらく閉鎖的になるんですよ。他の業界で改革議論が起こったら小突き回すくせにね。
そんなイヤミは置いときましょう。3月に起こったのは、主に「放送法を政権がいじろうとしている!」という言い方で、中でもとくに「放送法4条を撤廃すると政権が言い出したぁ!」と新聞社が批判した”騒動”でした。でもこれには、その前の状況から説明する必要があります。この記事はそこいらをいちばんわかりやすく書くと宣言して書きますが、それでもわかりにくいのでよーく読んでくださいね。
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境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)
1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。
1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。
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