レッドブル社員がメディアで語らない、語らなくていいのは理由がある

著者がプロデューサーとして関わっていたソーシャルイノベーションウィーク渋谷で、「Urban Dance Exchange」というストリートダンスのイベントで登壇するB GIRLのAMIさん、B BOYのGEN ROCさん、TAISUKEさん、HIPHOPダンサーYASSさん

パフォーマンスをするTAISUKEさん

イベントの主役は誰なのか?

前回

、レッドブルが、なぜイベントを多数開催するのかについて書いたのだが、ここで改めて考えておきたいのは「イベントの主役は誰なのか」である。イベントには、参戦・参加するメンバー、観戦・鑑賞する人、そしてスタッフがいる。

スポーツ観戦の場合、ご存知の通り勝敗があり、アスリートのパフォーマンスによって、その場の雰囲気はかなり左右されるのだが、それでも観戦者の応援やテンションによって盛り上がりのレベルはあまりにも違ってくる。さらに裏で支えるメンバーが、この場にどれだけの情熱を込められるか、唯一無二の機会を作り出すべく対応できるかが大事だと思っている。

イベントの質は、裏方の努力が本当に大事で、実はこの熱意や努力はアスリートにも伝わっている。表に出るアスリートが「主役」なのは間違いないが、応援する人や裏で支えるスタッフもなくてはならない存在だとしたら、「わき役ではなくて別の意味での主役」だと思っている。

次ページ 「アスリートとブランドの関係って何なのか?」へ続く

アスリートとブランドの関係って何なのか?

一般的にはアスリートは活動するための資金と機会が欲しい。企業はブランドの認知をあげて製品や特徴をアピールするためにアスリートの力が欲しい。お互い目的はある種合致している訳だが、それだけでなんとなくコラボして終わってしまうことも多いのではないか? 

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 2819 / 3339 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局次長兼プロジェクトデザイナー)
長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局次長兼プロジェクトデザイナー)

AT&T、ノキアにて、情報通信及び企業システム・サービスの営業、マーケティング及び広報責任者を経て、2007年にレッドブル・ジャパン入社。最初の3年間をコミュニケーション統括、2010年から7年半をマーケティング本部長として、日本におけるエナジードリンクのカテゴリー確立及びレッドブルブランドと製品を日本市場で浸透させるべく従事し、その後独立。現在は2018年4月に設立された一般社団法人渋谷未来デザインの事務局次長兼プロジェクトデザイナー。

長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局次長兼プロジェクトデザイナー)

AT&T、ノキアにて、情報通信及び企業システム・サービスの営業、マーケティング及び広報責任者を経て、2007年にレッドブル・ジャパン入社。最初の3年間をコミュニケーション統括、2010年から7年半をマーケティング本部長として、日本におけるエナジードリンクのカテゴリー確立及びレッドブルブランドと製品を日本市場で浸透させるべく従事し、その後独立。現在は2018年4月に設立された一般社団法人渋谷未来デザインの事務局次長兼プロジェクトデザイナー。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ