コラム

編集・ライター養成講座修了生が語る いまどきの若手編集者・ライターの生き方

自分の名前で生きたいなら“好き”を貫け

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言葉が人の心をつくり、人生を照らす

人は言葉で認識し、言葉で伝え、言葉で理解する。ボディランゲージなど非言語コミュニケーションが優位だとも聞くが、以前海外旅行に行ったら、英語ができないせいでほとんどコミュニケーションできなかった。確かに生きていくだけならしゃべれなくても何とかなるが、今目の前にいる人がどんな人なのか、何が好きなのか、まったくわからなかった。私がそれをもどかしく思っていることも伝えられなかった。

そのとき「人は言葉でつながるんだ」と痛感した。酸素のように言葉を吸ったり吐いたりしなければ、人間らしく生きられない。体を構成するのが水分やたんぱく質なら、心を構成するのは言葉だろう。私の心は今まで出会った人たちの言葉でできている。

せっかく生きるなら、気持ちいい人でありたい。いつだって目の前の人に気持ちよくなってほしい。自分が元気に笑うために、相手に元気に笑ってもらうために、気持ちいい言葉を紡ぎたい。ライターとしてどんな文章を書くか考える前に、どんな人でありたいか考えよう。そうすればおのずと理想のライター像が出来上がる。途中で迷ったときも、それが軸となって支えてくれる。

私のコラムはこれで最後だが、最初からずっと、私はあなたとコミュニケーションしていたつもりだ。じんわり相手の心にしみこむ言葉を紡げる人でありたい。私の文章を読んで、少しでもあなたの心がいい方向に動いたなら、この世に生まれた甲斐がある。

世間知らずの子どもが描く夢物語を死ぬまで歩み続けたい。私の夢物語を輝かせてくれるのは言葉だ。あなたの言葉も、だれかの人生を照らすだろう。

最後に。このコラムを読んだ編集者の方から、初めてブックライティングの仕事をいただいた。ブックライティングもひとつの夢だった。願えば叶うとはまったく思わないが、行動すれば叶う。「私なんて」と言わず、首をもたげる自意識に負けず、夢に向かって邁進してほしい。私も、みっともない姿をさらしながら夢を追い続ける。

萩原かおり

三度の飯より執筆が好きな1990年生まれ。ライターとして、社長・名人・政治家・マーケター・人事など多種多様な取材記事やコラムを執筆。ほかにも美容・求人広告制作、商品コンセプト・商品名考案などを行う。「コピーライター養成講座 基礎コース」「編集・ライター養成講座 総合コース」修了生。
https://hagitaro1010.wixsite.com/writer

 

編集・ライター養成講座 総合コース

講師陣は、総合誌、週刊誌、ビジネス誌、ファッション誌、Webメディアなどさまざまな分野の現役編集長や、第一線で活躍中のライター・ジャーナリスト・作家など。多くの課題添削、実践トレーニングを通じて、現場で活躍できる編集者、ライターを養成します。

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