あなたというリーダーのために力を貸してくれる人はどれだけいるか？

本コラムの読者の皆さまは若手リーダー格であったり、これからのステップアップを目指そうという方が多いと思いますので、この連載ではそんな時期に最も意識して、日々の業務に生かすべき考え方を書いてきたつもりです。しかし、本当にそれをリードして実行できるかは、言わずもがな、みなさん次第です。

リーダーシップの姿は人それぞれで、正解はありません。ただ一つはっきり言えることは、リーダーシップはあなたの頭の中にあるものではなく、日々の積み重ねが生んできた結果でしかありません。ある日から「あいつはリーダーになった！」なんてことはありえません。社内外の色々な人に接し、経験を培い、成長していくあなた自身の行動によるものなのです。

もしあなたがアイデアを思いついたとき、何人の人が話を聞いてサポートしてくれるでしょう？あなたが困ったとき、いったい何人の人が手を差し伸べてくれるでしょう？そのためには、自分から発信するだけでなく、周りの人の声に耳を傾ける必要があります。周りの人が困っていたら、きちんと手を差し伸べてあげることが大切です。そこで形作っていったあなたの信頼が、あなたのリーダーとしての骨肉になります。