TikTokがワカモノアプリの時代は終わった。2019年のTikTokはオトナがブーストさせていく

【前回コラム】「オチまで3秒が限界?私たちは私たちの「短気」をもっと意識すべきかもしれない」はこちら

版権:bee32/123RF 写真素材

2018年に話題になった“ワカモノアプリ”といえばTikTokだろう。中国発のアプリで、日本にまでムーブメントを巻き起こしたアプリとして、一躍有名になった。

TikTokとは、短尺動画プラットフォームで、音楽に合わせて制作された15秒程度の動画をひたすら縦スワイプで次々と見ていくことができるアプリだ。代表的なのは、ダンス動画で、2018年はDA PUMP「U.S.A.」や倖田來未「め組のひと」など、よく使用された曲から大ヒット・再ヒットが生まれたことでも話題になった。

2018年、若者の間で、TikTokが流行った理由として私も世間も唱えていた理論はこうである。“ワカモノにとってのTikTokは新時代の「盛りカメラアプリ」”。適度にナチュラルに可愛く顔が加工される「盛り機能」と、最新曲という「撮る言い訳づくり」「撮るきっかけづくり」で構成されている。これまでのワカモノ女子による盛り文化の流れを汲んだソーシャルメディアなのである。

実際に、若くて可愛い女の子・イケメンたちが、最新の流行の曲に合わせて何万本もの動画をアップロードしていた。私もアラサーながらその一人である。

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りょかち
りょかち

1992年生まれ。京都府出身。神戸大学卒。SNSに自撮りをアップし続ける「自撮り女子」として注目を浴びる。現在では、自撮りのみならず、若者やインターネット文化について幅広く執筆するほか、若年層に向けた企業のマーケティング支援も行う。著書に『インカメ越しのネット世界』(幻冬舎刊)。

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1992年生まれ。京都府出身。神戸大学卒。SNSに自撮りをアップし続ける「自撮り女子」として注目を浴びる。現在では、自撮りのみならず、若者やインターネット文化について幅広く執筆するほか、若年層に向けた企業のマーケティング支援も行う。著書に『インカメ越しのネット世界』(幻冬舎刊)。

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