陰気なアラサーが世界を回す
りょかち
1992年生まれ。京都府出身。神戸大学卒。SNSに自撮りをアップし続ける「自撮り女子」として注目を浴びる。現在では、自撮りのみならず、若者やインターネット文化について幅広く執筆するほか、若年層に向けた企業のマーケティング支援も行う。著書に『インカメ越しのネット世界』(幻冬舎刊)。
このコラムについて
マーケティングにおけるトレンドワードになりつつある「ミレニアル世代(=1980年代から2000年代初頭生まれの若年層)」。なかでも、1990年代半ばから2000年代初めに生まれた「Z世代」に注目が集まり、さまざまな分析が行われています。一方で、Z世代より少し上のアラサーは、いろんな負の感情や悩みを原動力に、さまざまなサービスを利用し、経済を回しているのではないか。そんな仮説からこのコラムでは、アラサーが内に秘めた“陰”のインサイトを明らかにしていきます。
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なぜ、「女性を語る広告」はこじらせているのか
最近、“女性を語る広告”がうるさい。一言多いようなことを言っては、勝手に炎上している印象を受ける。
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TikTokがワカモノアプリの時代は終わった。2019年のTikTokはオトナが...
2018年に話題になった“ワカモノアプリ”といえばTikTokだろう。中国発のアプリで、日本にまでムーブメントを巻き起こしたアプリとして、一躍有名になった。
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オチまで3秒が限界?私たちは私たちの「短気」をもっと意識すべきかもしれない
最近しばしば感じるのが、メディアを消費するスピードの驚くべき速さだ。Twitterのタイムラインに流れるニュースも、クリックするかどうかを見極めるのに2秒も投稿を見ていない気がする。
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心も身体も躍らせてほしい、欲張りな私たちが求める次世代ワークアウト
私がデスクワークの多いIT企業に勤めているからかもしれないが、もはや現代人にとって「ジム通い」はインフラだ。周りで通ったことがない人を見たことがない。
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自分らしさが決められないアラサーの私たちには、「迷子案内ビジネス」が効く
テクノロジーによって造られた、過剰に情報過多な環境によって、興味も文化も細かく分断された現代で「難民」となる私たちを救うのは、これまたテクノロジーによって造られたレコメンドサービスの数々なのではないだ...
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りょかち氏の新コラム「陰気なアラサーが世界を回す」がスタートします
はじめまして、りょかちです。 私はこれまでアドタイも含め、学生を中心とした若者文化についての記事を書いてきました。
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スタンプラリー化する消費時代に、コンバージョンは希薄化する
「これは映えてるわ〜〜〜〜!!」。 最近、私の友人の何人かがよく、この「映える」という言葉を使うようになりました。
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「決めてくれ」病のワカモノたちに効く、「決めてあげる」モノづくりの工夫
音楽好きと温泉好きの友人と3人で飲みながら、音楽のサブスクリプションサービスの話になったことがありました。
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現代の女子は、「美少女」が出演するテレビCMの影響で商品を買ったりしない
「新しいCMすごくキレイだな〜!キレイ過ぎて商品の良し悪しわからないけど…(笑)」先日なんとなくSNSを見ていると、とあるテレビCMを見た友人がSNSで呟いている投稿を見つけました。
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ワンチャンじゃ意味がない。私たちはいつも「本命彼氏」のような商品を求めている。
先日、2年前に東京に上京してからはじめて、行きつけの美容院ができました。最初に訪れるようになったきっかけは、美意識の高い友人からの紹介。