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資生堂初の定額制スキンケアサービス「Optune」がスタート 表参道に期間限定店がオープン

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「オプチューン」のポップアップストア、会場は「SIDE 表参道」(東京・港区)。

資生堂は7月1日より、定額制のスキンケアサービス「Optune(オプチューン)」の提供を開始。同日より、「オプチューン」を体験できるポップアップストア「Hello, Optune World!」を期間限定で開店した(期間は7月15日まで)。

「オプチューン」は、あらかじめ登録した肌情報に基づいて届く、5種類のスキンケア剤を専用マシーンにセットして使用。スマートフォンの専用アプリを用いることで、利用者一人ひとりの肌測定データや睡眠データのほか、温湿度などの環境データを取得・分析し、専用マシーンを通してその時々に合ったスキンケア剤を提供してくれる。

肌情報に合わせて複数の中から選ばれるスキンケア剤5種類のパターンと、それらの配合・抽出量の組み合わせをすべてかけ合わせると、8万パターン以上になる。

ターゲットは仕事や家事などで忙しく、スキンケアに時間や手間をかけられない30~40代の女性。カートリッジの残りが少なくなると、肌や環境のデータを元に適切なものが選ばれ、注文せずとも新しいものが届くしくみ。スキンケア商品を選び、購入する手間や時間を省くことが、忙しい女性にとって価値になるとの狙いがある。

専用マシーンとアプリ、スキンケアカートリッジの利用と配送料を合わせて月額1万円(税抜)。資生堂が定額料金制を導入するのは初の試みだ。

会場1階部分。肌タイプを選択したのちに、20種類の生活習慣のうち、自分に当てはまるもの3つを選ぶことで、簡単な肌診断が可能。

東京・表参道にオープンしたポップアップストアでは「オプチューン」を用いた毎日のスキンケアを体験できる。1階部分では、手持ちのスマートフォンで特設Webサイトにアクセスし、カメラ機能を用いて自分の肌タイプ、生活習慣を登録することで、簡単な肌診断ができる。

ノーマル肌、オイリー肌、乾燥肌、混合肌の4種を用意。四角いバーコードを読み取ることで、肌タイプを登録する。

会場2階。「オプチューン」の専用マシーンとスマートフォンが約6セット用意され、サービスをその場で体験できる。

2階では、用意されたスマートフォンで頬の部分の肌の写真を撮影すると、キメ、水分、皮脂、手穴などを測定できる。そのうえで専用マシーンに手をかざすことで、肌の状態に合わせたスキンケア剤が2回にわけて提供される。

 

2階ではブランドのイメージムービーも放映。

「オプチューン」は、2018年3月にベータ(試用)版を数量限定で発売。その後、同年7月のベータ版の追加販売を経て、サービスの改良を続け、今回の本格提供に至った。

当時は月額980円で、スキンケアカートリッジを1本あたり2800円で購入する必要があったが、本格展開となる今回は月額を1万円(各税抜)に変更。のべ利用料金に大きな違いは無いが、利用者の都度購入の手間を軽減し、収益を安定化する目的がある。