ウェビナーやオンライン会見の話が面白くない!3つの対応策で解決を

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(3)チャートはシンプルに。スマホ視聴も前提に!

リアルの会見や講演会で、細かい文字やグラフをギッシリ詰め込んだチャートをよく見かけます。会場の大画面なら読めますが、オンライン会見ではスマホで参加する人もいます。細かいチャートは読めません。そこでオンラインの動画は一目で分かりやすくすることが必要です。

例えば2020年3月10日、ネスレ日本がオンライン中継のみで実施した事業戦略発表会における高岡浩三社長のプレゼンは、シンプルなチャートを使い、プレゼンも手短でポイントが分かりやすいものでした。ただし中継動画が一般公開されていないため、記事内でお見せできないのが残念です。

一般公開されている例でいうと、ソフトバンク・孫正義会長のチャートは、オンライン中継を前提に作成されているので、参考になります。こちらに実際に、2月12日に開催された2020年3月期 第3四半期 決算説明会で使用された資料が公開されているのでぜひご覧ください。動画もアーカイブされています。

チャート1枚に、メッセージ1つが基本

孫社長は2020年3月期 第3四半期 決算説明会の冒頭、「今回の決算を一言で表せば“潮目が変わった決算”であります」と述べた上で説明を始めました。一枚目で波の写真を背景に、大きな文字で「潮目が変わった」と書かれたチャートを使い、強い印象を与えていました。会見後、このチャートはSNSや多くのメディアで見ることができました。

引用元(ソフトバンクHPから)

そしてチャートにあるすべての情報は、大きく見せて意味を持たせ、最後まで首尾一貫することも重要です。孫会長のチャートは、課題などのマイナス情報は「赤」、プラス情報は「青」の大きな文字で見せて、聞き手が一瞬で理解できるようにつくられています。

さらにチャートをシンプルにした場合は、詳細情報を資料で事前配布すれば、より正確な情報が伝わりやすくなります。

※次回は「対応策2:オンラインの話しにくさを克服しよう」をお届けします。


 

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トップ広報プレゼン・コンサルタント
永井千佳(ながい・ちか)

ウォンツアンドバリュー取締役。経営者がリーダーシップを発揮して会社の経営を変えるためのプレゼンテーション・コンサルティングを提供している。主な著書に『緊張して話せるのは才能である』(宣伝会議)など。

 

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